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今日 - 合計 - ドラゴンクエストIV 導かれし者たちの攻略ページ RPG スクウェア・エニックス 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] ドラクエ4攻略 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2022年07月17日 (日) 08時22分20秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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ドラゴンクエストシリーズ・ボス 408 名前:ネタバレ注意 :04/12/20 00 12 24 ID 68ieaK62 全ドラクエボス入場!! 地獄の帝王は生きていた!! 更なる研鑚を積み睡眠凶器が甦った!!! 武神!! エスタークだァ――――!!! 進化の秘法はすでに我々が完成している!! 変色殺法エビルプリーストだァ――――!!! 能力アップされしだい屁をこきまくってやる!! 卵代表 エッグラだァッ!!! 素手の殴り合いなら俺の拳がものを言う!! 素手のニワトリ チキンッチュアー チキーラ!!! 真の護身を知らしめたい!! ベホマ使い シドーだァ!!! 変身は7段階制覇だが戦闘なら全段階オレのものだ!! 竜神族の鉄拳 竜神王だ!!! 魔法と火炎対策は完璧だ!! 全不思議のダンジョン召喚王 邪悪な箱!!!! 全ボスのベスト・攻撃回数は私の中にある!! 正真正銘の神様が来たッ 神様!!! タイマンなら絶対に敗けん!! 竜族のケンカ見せたる ローラ姫防衛隊長 ドラゴンだ!!! バーリ・トゥード(ザオリクあり)ならこいつが怖い!! 狭間の世界のハンド・ファイター デスタムーアだ!!! ネクロゴンドから炎のカバが上陸だ!! バシルーラ使い バラモス!!! ルールの無いケンカがしたくないから世界の半分(闇の世界)をやったのだ!! プロの取引を見せてやる!!りゅうおう!!! めい土の土産に自爆とはよく言ったもの!! 達人のメガンテが今 実戦でバクハツする!! 暗黒流魔術 バズズ先生だ―――!!! 星降りの大会準優勝こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの女がきてくれるとはッッ ミレーユ!!! 目立たないからここまできたッ キャリア一切不明!!!! 魔界のピット(ケンカ)ファイター ミルドラースだ!!! オレはスターキメラ最強ではない全ボスで最強なのだ!! 御存知スターなのにムーン ムーン!!! ベホマの本場は今やロンダルキアにある!! オレをパルプンテで驚かせると死ぬ!! ハーゴンだ!!! デカカァァァァァいッ説明不要!! 体重測定不能!!! 体脂肪率55.8%!!! ラプソーンだ!!! 変身は敵のMPが尽きかけてから使えてナンボのモン!!! 超実戦分裂!! 本家闇の遺跡からドルマゲスの登場だ!!! お前の魔物はオレのもの 邪魔するやつは思いきり洗脳し思いきりドラゴンけしかけるだけ!! モンスター使い統一王者 ヘルジャスティス ターンを無駄に消費しに竜王の城へきたッ!! 無意味ボミオスチャンプ マガルギ!!! 二回攻撃に更なる磨きをかけ ”サマルトリア殺し”アトラスが帰ってきたァ!!! 今の自分の隠れ家に死角はないッッ!! 引きこもり・ラスボス ギスヴァーグ!!! ドラクエ史上出現難度最高の裏ダンジョンのボスが今ベールを脱ぐ!! 氷の洞窟から グランドラゴーンだ!!! ロザリーの前でならオレはいつでも全盛期だ!! 燃えるプリンス デスピサロ リングネームで登場だ!!! 神の仕事はどーしたッ 撃破ターン19ターン以内 未だ切れずッ!! 復活もエッチな本も思いのまま!! しんりゅうだ!!! 特に理由はないッ 魔王が強いのは当たりまえ!! 変身すると弱くなるのはないしょだ!!! クリスタルパレス開山! オルゴ・デミーラがきてくれた―――!!! 魔界で磨いた実戦人質作戦!! 光の教団のデンジャラス・焼け付くブレス ゲマだ!!! 実戦だったらこの人を外せない!! 超A級イオナズン師 ベリアルだ!!! 超一流筋肉の超一流の喧嘩だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 9999ダメージの鋼鉄パンツ!! ダークドレアム!!! ギガスラッシュはこの男が完成させた!! コレクター会の切り札!! ドークだ!!! 悪の王者が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ 俺達は君を待っていたッッッゾーマの登場だ――――――――ッ 関連レス 411 名前:水先案名無い人 :04/12/20 00 59 42 ID jy6OcNm8 408に神の祝福のあらんことを・・・ 412 名前:水先案名無い人 :04/12/20 01 02 52 ID +zSAafTW >オレをパルプンテで驚かせると死ぬ!! ワロタ コメント 名前
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[赤い台座] 番号 入手方法 ※ 初めから置いてある。 R1 過去のウッドパルナの東にある東の塔へ行き1Fの宝箱を調べる。 R2 現在のウッドパルナの南にあるカラーストーン採掘所へ行き最深階で拾う。 R3 グランエスタード城の堀をイカダで回って城の裏口から入り、その先にある本棚を調べて隠し通路を見つけ、奥にある宝箱を調べる。 行き先:エンゴウ周辺 番号 入手方法 ※ 初めから置いてある。 R1 過去のウッドパルナの東にある東の塔へ行き1Fの宝箱を調べる。 R2 現在のウッドパルナの南にあるカラーストーン採掘所へ行き最深階で拾う。 R3 グランエスタード城の堀をイカダで回って城の裏口から入り、その先にある本棚を調べて隠し通路を見つけ、奥にある宝箱を調べる。 行き先:エンゴウ周辺 ※ 初めから置いてある。 R9 過去のクレージュのボス戦後に村長の家に泊まり、翌日畑にいる農夫と話す。 R10 現在のクレージュのブルジオの別荘へ行きB1の宝箱を調べる。 R11 現在のクレージュの北にある世界樹の前で拾う。 行き先:リートルード周辺 R12 世界一高い塔の最上階でメルビンが仲間になるときに一緒に現れる。 R13 現在のハーメリアの北にある山奥の塔へ行き1Fの宝箱を調べる。 R16 現在の海底都市へ船で行き最初のフロアにある宝箱を調べる。 行き先:マーディラス周辺 ※ 初めから置いてある。 R4 過去のフォーリッシュへ行き防壁西側の倉庫の宝箱を調べる。 R5 過去のフォーリッシュの東にあるからくり兵団拠点のボス戦の部屋の宝箱を調べる。 R6 現在のフォロッド城の西にあるゼボット研究所跡の裏の小屋の宝箱を調べる。 R7 現在のフォーリッシュのストーリーが終わったときにアルマン(剣の先生)のまご娘がくれる。 行き先:グリーンフレーク周辺 [黄色い台座] 番号 入手方法 ※ 初めから置いてある。 Y1 なぞの神殿に初めて入ったときに入口付近で拾う。 Y2 なぞの神殿に初めて入ったときに黄色い台座の横で拾う。 Y3 なぞの神殿に初めて入りフィッシュベルに戻ったときにボルカノ(父親)がくれる。 行き先:ウッドパルナ周辺 Y17 現在のオルフィーの北にあるブルジオの屋敷へ魔法のじゅうたんで行きB1の宝箱を調べる。 Y18 現在のプロビナ山の洞くつ3Fの宝箱を調べる。 Y19 過去のルーメンの東にある東の丘で拾う。 Y20 現在のリファ族の神殿へ行き、過去では神の石の台座があった場所で拾う。 行き先:レブレサック周辺 ※ 初めから置いてある。 Y4 過去のダイアラックで天使の涙を使った後に少年が出てきた部屋(ひみつきちその1)のタルを調べる。 Y5 現在のメモリアリーフのハーブ園の屋敷へ行き3Fの宝箱を調べる。 Y6 過去の湖の洞くつで大地の鈴で開いた扉の先にある宝箱を調べる。 Y9 現在のダーマ神殿へ行きB1の宝箱を調べる。 Y10 山賊のアジトへ行き山賊のカシラを倒すと手に入る。 行き先:砂漠の村周辺 Y7 過去のダーマ神殿B1のダメージを受ける床を進み奥の宝箱を調べる。 Y12 過去の砂漠のストーリーが終わった後に村の貯蔵庫の宝箱を調べる。 Y13 現在の砂漠の村の大きなツボの中で拾う。 行き先:クレージュ周辺 ※ 初めから置いてある。 Y8 過去のふきだまりの町へ行き井戸の近くの建物の宝箱を調べる。 Y11 メザレの井戸を調べいどまじんと戦闘、終了後に井戸の中で拾う。 Y14 過去の砂漠で学者からお金と手紙を受け取った後に発掘現場へ行き宝箱を調べる。 Y15 過去のリートルードの時のはざまの洞くつでボスのタイムマスターを倒すと手に入る。 Y16 バロックタワーの5Fの宝箱を調べる。 行き先:ハーメリア周辺 [緑の台座] 番号 入手方法 ※ 初めから置いてある。 G1 過去のウッドパルナで東の塔へ行き中ボスのゴーレムを倒すと手に入る。 G2 現在のウッドパルナへ行き老夫婦の家の机の上を調べると手に入れる。 G3 現在のエンゴウの北にある炎の山へ行き最深階の宝箱を調べる。 G4 現在に戻ったときに、過去ではダイアラックの町だった島へ船で行き大きな岩の横で拾う。 行き先:オルフィー周辺 G10 現在のリートルードの左手前の家(過去では医者のクリーニの家)へ行き地下の宝箱を調べる。 G11 バロックタワーの5Fの宝箱を調べる。 G12 過去のハーメリアのストーリーで山奥の塔に行ったときに老楽師がくれる。 G13 過去のハーメリアでボスのグラコスを倒した後に、町の堀をイカダで西側へ進み宝物庫の宝箱を調べる。 行き先:プロビナ周辺 ※ 初めから置いてある。 G5 現在のオルフィーへ行き武器屋の裏口から入り宝箱を調べる。 G6 現在のフォロッド城へ行き牢屋の宝箱を調べる。 G7 過去のグリンフレークの北西にある沼地の洞くつへ行きB2の宝箱を調べる。 G8 過去のグリンフレークの北西にある沼地の洞くつへ行きB4の最深部で拾う。 G9 現在のグリンフレーク跡で噴水の跡の近くで光っているものを調べる。 行き先:ユバール族の休息地周辺 ※ 初めから置いてある。 G14 魔法のじゅうたんを手に入れ、メザレの東にあるほこらの中の宝箱を調べる。 G15 現在のプロビナの山の上にある教会の子供がいる部屋の宝箱を調べる。 G16 過去のルーメンの洞くつでボスのヘルバオムを倒す。 G17 現在のユバール族の休息地へ行きアイラが仲間になるとくれる。 G18 現在のマーディラス大神殿の地下の宝箱を調べる。 行き先:聖風の谷周辺 [?の台座] 番号 入手方法 ※ 初めから置いてある。 ?2 現在の闇のドラゴンの塔の最上階、過去で闇のドラゴンがいた場所で拾う。 ?3 過去のコスタールで民家の本棚を調べ隠し通路を見つけ、その先の宝箱を調べる。 ?5 過去のコスタールのストーリーが終わってからホビット族の集落へ行き宝物庫の宝物をもらう。 行き先:過去の天上の神殿周辺 ※ 初めから置いてある。 ?4 過去のコスタールの北にある大灯台でボスのバリクナジャを倒すと手に入る。 ?8 サンゴの洞くつのB3の支柱に囲まれている宝箱を調べる。現在あるいは過去のどちらか先に開けた方で手に入る。もう一方は空になる。 ?9 現在のハーメリアの山奥の塔の北にあるほこらへ飛空石で行くといにしえの賢者がくれる。 行き先:魔空間の神殿 ?1 現在の海底都市へ船で行きグラコス5世を倒すと手に入る。 ?11 ディスク2で魔王オルゴ・デミーラを倒す。 エンディング中にグランエスタードの城下町へ行く。 (このとき奥の階段にいる王様には近寄らないこと) 井戸で壊れた石版を手に入れ町の右奥の地下通路へ行く。 扉があるほうへ進み東の岸壁でからっぽの宝箱を調べる。 こわれた石版を入れて記録し、その記録でゲームをする。 この宝箱を調べるとふしぎな石版?になっている。 ?12 ディスク2に入ってから過去のサンゴの洞くつへ行くと、ゲートが並んでる通路のところで透明な人がくれる。 ?13 ちいさなメダル100枚のメダル王の景品。 ?6 コスタールのカジノのコイン2000枚の景品。 ?7 (すべてコスタールとその周辺) カジノ3Fにいる老人と話す。 カジノの奥の地下通路で宿屋の裏の主人と石版の話をする。 大灯台の最上階にいる防具屋の主人と石版の話をする。 カジノのバーで神父と話し、教会の2Fでシスターと話す。 教会の机を調べると手に入る。 ?10 ダークパレス最深部の池の前で水のアミュレットを使って激流の洞くつへ行き1Fの宝箱を調べる。 ?14 海底王と改心した魔物の話しをしてから現在のサンゴの洞くつに行くと魔物がくれる。 ?15 移民の町を特別発展タイプではない35人以上の普通の町にして、右奥の建物の屋上から町の裏側に飛び降り、階段を下りてB1の宝箱を調べる。 ?16 なぞの異世界でか○さまを19ターン以内に倒すと1枚もらえる。ふしぎな石版 その1~3があり、それぞれ?16~18。 3回倒すと計3枚もらえる。 ?17 ?18 Copyright.2015-2016 © Abaddon-Thor © ゲーム総合攻略アバドンの館 All Rights Riserved
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ドラゴンクエストⅧ-wikiへようこそ!! ここは、ドラゴンクエストの攻略や裏技、情報などを皆様と一緒に集めていくwikiです。 だれでも、ページの作成、更新が可能になっています。 私、管理人はwikiの経験がないので皆様との共同作業で、作っていきたいと思いますww どうぞよろしくお願いしますww (-_-メ)ペコッ ※荒らしは、やめて下さい ( _ ) ※荒らしをするとプロパイダーの方へ通報します。 以上のことを守って規則正しく、人の迷惑のかからないことを心掛けて、楽しくwikiを作りましょうww (*^^)v
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登録日:2011/06/25 Sat 15 13 14 更新日:2024/04/27 Sat 02 58 12NEW! 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ一覧 (冒険の書が消えた時の音) 1988年 3DS 3→1→2 DQ3 FC GBC Nintendo Switch PS4 SFC Wii うわっ!! すぎやまこういち ぱふぱふ ぱふぱふ… アプリ エニックス ゲーム ゲームボーイカラー スクウェア・エニックス スーパーファミコン セクシーギャル ゾーマ チュンソフト ドラクエ ドラゴンクエスト ニンテンドー3DS バラモス ファミコン ファミリーコンピュータ ファンタジー ロト三部作 伝説のソフト 伝説の勇者の伝説 伝説の始まり 剣と魔法の世界 勇者 堀井雄二 大作ゲームが土曜日に発売される原因 女尊男卑 性格 社会現象 神ゲー 起源にして頂点 鳥山明 『ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』(DRAGON QUEST III The Seeds of Salvation)とは、ドラゴンクエストシリーズ第3作目である。 【概要】 ロト三部作の最終作であり、DQ1及びDQ2とも極めて関係の深い作品となっている。 両作をプレイしていなくても十二分に楽しめるよう配慮されているが、プレイしてからだとまた異なる感想を抱くだろう。 スタッフは前二作と同様、プロデューサー:堀井雄二、キャラクターデザイン:鳥山明、音楽:すぎやまこういち。 CM ※推奨BGM:序曲 さらば、母なるアリアハン 謎、 暗黒の大魔王・バラモスの野望を打ち砕くため ついに、4人の勇者が立ち上がった!!!! 全世界を揺さぶる、アレフガルドの謎とは何なのか!? 勇 気。 触れたら最後。日本全土がハルマゲドン DRAGON QUEST Ⅲ ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ… 実写版CMのパーティー構成は男勇者・男魔法使い・女僧侶・男遊び人となっていた。 SFC版のキャッチコピーは「SFC究極のドラクエ」 GBC版は「一番愛されたドラゴンクエスト」 FC版の発売日である1988年2月10日に、ゲーム店に数キロメートルの長蛇の列ができたというのはかなり有名な社会現象。 本作からドラゴンクエストシリーズはナンバリングタイトルではDQ5を除き常に300万本以上の売り上げを達成するキラータイトルとなった。 (DQ5のSFC版は280万本、ただしリメイクでは最も売れた部類) しかし1988年2月10日は平日の水曜日だった為、子供はおろか大人まで学校や会社を休んでまで買いに行く姿が見られた。 これが社会的に問題視された為、これ以降のドラクエソフトの新作はダウンロード販売が主流になるまで土曜日発売に改められたほか、以降ドラクエに限らず注目度の高いゲームソフトやトレーディングカード等は基本的に土曜日発売になるなど多大な影響を与えた。 上記SFC版、GBC版の他ガラケー、スマートフォン、Wii、3DS、PS4、switchに移植されている。 そして、2021年にフルリメイクが決定した。開発はブレイブリーデフォルト・オクトパストラベラーのチームで、グラフィックもオクトラのHD-2Dが採用されている。 北米ではNESやGBで発売されたことがあるが、当時は大人の事情で英題がDRAGON WARRIOR IIIだった。スマホ版以降のグローバル展開では冒頭の通りの英題になっている。 【ストーリー】 アリアハンの勇者オルテガが、魔王バラモスを倒す為にアリアハンに妻子を残して一人旅立った。 しかしそのまま消息を絶ってしまい、風の噂でオルテガは死んだとされた。 オルテガの子どもは、16歳の誕生日に父の遺志を継ぐ為、アリアハンを出て仲間達とともに打倒バラモスの旅に出る。 【主要人物】 主人公[DQMBスペシャルカードでは「伝説の勇者」と表記している] アリアハンの勇者オルテガの子でありプレイヤーの分身。 16歳の誕生日に自分も勇者として旅立つことになる。 「職業」というシステムが本作最大の特徴であるが、「勇者」という職業は父オルテガを除けば唯一無二でありダーマ神殿で転職は不可能。また通常はパーティから外すこともできない。 ゲーム開始時に性別を男か女かに選択可能(FC版ではどちらを選んでもグラフィックは同じ)。 ちなみに女勇者の設定は母曰く「ゆうかんな おとこのこ として そだてたつもりです」である(メタ的に言うと男か女でNPCの台詞を変える容量の余裕がなかったため)。 オルテガ アリアハンの勇者で主人公の父親。 魔王バラモスを倒す旅に出て死んだと噂されているが……。 リメイク版では単身で魔王討伐に向かい死亡したという話がアリアハンの王に伝わっており、彼と同じ轍を踏まないようにと王が配慮してくれる台詞が追加されている。 旅の途中で偽名を使っていたのか、一部の地域では変な仇名をつけられている。 FC版のグラフィックが有名だが決して変態ではない。 その性格や足跡からパパスと並んで理想の父親によくあげられるが、残された妻子にとってはたまったものではないだろう。 カンダタ カンダタ子分を従えた覆面ブーメランパンツ一丁の大盗賊。 どこか憎めない奴。 子分のほうが強そうとか言っちゃいけない。 親分には防具なんて必要ないのだ。 なんだかんだで長い付き合いになる。 イシスの女王 貴重な女王様成分。 といってもSな訳じゃない。 なんと夜這いもかけることができるぞ。 ヒミコ 女王様成分その2。ただしこちらはガイジン嫌い。 実はその正体は… バラモス様 世界を我が物にしようとする大魔王。 様々な御言葉からもわかるように、大物臭が漂う偉大な魔王様であります。 人々の絶望が好物らしく、恋仲の男女をそれぞれ昼夜にだけ馬と猫に変身させる呪いをかけ逢瀬をさせないというセコイ真似(町の人にそれを見せつけて絶望させるという意味もあるだろうが)もお得意でいらっしゃいます。 【特徴的なシステム】 [転職] DQ6、DQ7にも登場した転職システムは本作が初登場。 アリアハンで仲間を探す時に皆必ず何かしらの職業についているが、ある程度物語を進めてダーマ神殿に行けるようになればついている職業を変更できる。 ただしレベル20以上でなければ「未熟者の分際で職業を変えるな」と怒られる。 一度変えるとレベル1からやり直しなので正直面倒くさく感じるだろう。 しかし能力値は転職前の半分を引き継ぎそれまで覚えた呪文はすべて使え、転職後はレベルがサクサク上がる為、ある程度のレベルになったらさっさと転職した方が得な部分も(ただし魔法使いや僧侶は呪文習得前に迂闊に変えると後悔する)。 最終的には転職できない勇者涙目になる(尤も、専用装備や補正もあるので普通はやり込みの範囲内だが)。 ……なのだが、実はこのシステムにはある落とし穴がある。 「レベルごとの成長限界」という仕様である。これはいわゆる「各レベルごとに○○という数値以下の場合ステータスが成長しますよ」、という仕様なのだが、 転職のステータスは半分引き継がれるのでその分は保持できても、成長限界は別に変らないのである。 つまり、転職後のレベルアップは暫くの間、ステータスの伸びの鈍化を引き起こすのだ。 その為能力値のカンストは転職だけでは不可能であり、事実上転職で引き継げるのは呪文ぐらいだったり。 よって基本的にメリットがあるのは魔法職→戦士系職、商人などの補助職→戦士/魔法職ぐらいで、戦士職から魔法職への転職はほぼ意味がない。 最初に組んだPTの職業バランスが悪い場合にそれを調整するのには(元のステータスを半分引き継ぐ分Lv1で雇用し直すよりは)使えるかもしれないが。 [性格] SFC版から登場したシステム。レベルアップ時のステータスの伸びに性格に応じた補正がかかる。 素早い戦士や力のある魔法使いなんてのが可。逆に遅い武闘家や頭悪い僧侶も可。残念な子ちゅっちゅ。 ポケモンの性格とは逆で、その性格であること自体ではステータスは何も変わらない。 勇者はOPの性格診断の行動で決まる。 仲間は酒場で登録する時にアリアハン王からのサービスでステータスアップの種を5つまで使う事ができ、この結果のステータスバランスによって性格が決まる。 目当ての性格で3人揃える為に何時間も使った人いるのでは。 当然ながら、職によって初期で作れない性格の組み合わせはある。 因みに性格は本や装飾品で変えることができる。頭脳明晰なあの子が一瞬でなまけものに……。 本は消耗品だが、一度変化したら永続。装飾品は装備している間しか効果が無く外すと元に戻るが、何度も使いまわせる。 そしてドラクエ3の性格と言えば、名実ともに最強と言われる性格「セクシーギャル」。 ガーターベルトを装備するだけでなれるし調整すれば初期性格でも(職にもよるが)なれるのにもかかわらず、大半のパラメーターの成長に+補正が掛かりマイナス一切無しというとんでもない物。 あまりの性能の高さにセクシーギャルな賢者や勇者・僧侶が乱立し、セクシーギャルだらけのパーティーが世界を救いに行くことになってしまった。 厳密には武器攻撃一本キャラ等にはもっと適した性格があったり完全な万能ではないが、特に確固たる目的が無いならとりあえずこれを選んでおけばハズレ無しと言っても過言ではない程度には万能。 更にいえば通常プレイの道中でガーターベルトは3本確保可能。 だが「セクシーギャル」は体力と力の上昇率が低めになっているせいで序盤は体力の伸びが+40%と一番高くなる「タフガイ」の方が安定するという声も増えてきている。 なお男性にはこれに該当する性格は無い(*1)ため、リメイク版ドラクエ3の露骨な女尊男卑の象徴の一つでもある。 どう見ても男性専用オーラが出ている「タフガイ」が女性でもなれるってどういうことだ 【仲間達】 本作の仲間は最大3人(主人公含め4人PT)で、職業・性別・名前まで全て自分で決めることができる。 仲間に友達や好きな子の名前を付けたという人も多かったのではないだろうか。 彼らには基本的には台詞は設けられていない(一部のイベントで喋ることはある)が、それ故にロールプレイを存分に楽しめる仕様となっている。 ちなみに「ルイーダの酒場」に預ける控えメンバーも何人か作ることができる他、面倒な人向けにデフォルトで戦士・僧侶・魔法使いが配置されている(FC版では唯一片仮名が振られる仲間キャラだったり)。 また特定の性別限定の装備もあるが、FC版では男性専用装備がなかった。 リメイク版では男性専用装備も追加されたものの、それ以上に追加された女性専用装備に強力なものが多すぎるため格差が激しい。 リメイク版以降は多くの勇者のパーティーが女性の比率が高くなった事だろう。 その中でも最も顕著にやりすぎな最強装備が「ひかりのドレス」。 なんと女性であれば職業問わず誰でも装備可であるにもかかわらず、防御力・耐性ともに伝説装備である光の鎧と同等以上というトンデモ装備。 しかもSFC版に限るがすごろく場で量産できるため全員分確保可能。 このせいで、本来装備が少ないことがデメリットになって使いにくいはずだった武闘家・盗賊などのデメリットが消えてしまい、最強職になってしまっている。 GBC版以降のバージョンでは一品ものになってはいるが、それでも存在は大きい。 ちなみに「ひかりのドレス」という装備はFC版4から他シリーズにも何度も登場しているが、DQ3以外は全て「たまにマホカンタするだけの中堅無耐性装備」という微妙な代物。 どういう訳かDQ3でだけこんな頭の悪いぶっちぎり最強装備になっている。 これらの専用装備が強すぎるので、リメイク版以降のドラクエ3は男キャラを使う時点で縛りプレイ呼ばわりされる。 本作の女性キャラはいずれもデザイン面で人気が非常に高いので猶更でもある。 [職業] 勇者 主人公専用の職業。常にパーティメンバー固定でありルイーダの酒場に預ける事ができない。その関係でバシルーラが絶対に効かない。 MPを除いて全体的に高いステータスを持ち様々な呪文が使える。 ただ呪文を覚えるレベルが専門職と比べやや遅く、序盤はレベルが上がりにくい。 後半は「ライデイン」など本作初出となる強力な勇者専用呪文が使えるようになる。しかしMPが伸び悩むのも相まって燃費が悪いので前衛での肉弾戦が中心になる。 鎧や兜も専用の装備が充実しているが、FC版では専用兜がないため後述の点からネタにされがち。リメイク版からは専用兜が用意された。 光の鎧が女性専用装備の光のドレスに守備力で負けているが、殆ど差はなくこの勇者専用装備自体も非常に強力なのでリメイク版でも男性でやっていける数少ない…というかほぼ唯一の職業でもある。特に光のドレスの量産が不可能になったバージョン以降ではこの点は大きい。 クリア後は自由に外せるようになるが、バシルーラも効くようになってしまうので注意。 ちなみに女主人公の場合に限りリメイク版以降は専用イベントが追加されたりしている。 戦士 HPや力が高めでタフな戦闘のエキスパート。 この時代には特技という概念がないので殴るか防御するかアイテムを使うかしかできないが、強力な武具を装備できるためアタッカー・タンクを担う。 呪文が無いことで安心して先頭に並べられる(*2)。 ただし足が遅いせいで素早さが低く、防具を着けないと守備力が低い。 (DQ3では防具無しの素の守備力は素早さを2で割った値になる) 成長は早いのでLvは上がりやすいがこの関係で装備代がかさみがちなのが難点。 一部の専用装備を除き勇者とは装備できるものが共通しているので、互いに融通し合うのも手だろう。 武闘家や(リメイク版では)盗賊が強力なので割を食いがちだが、安定性においては間違いなく高いため前衛候補や魔法職の転職先としては鉄板の選択肢ではある。 特に後者は転職直後のステータスの低さを強力な装備で補えるため、(リメイク版以降は中盤までの装備環境においては)武闘家に転職させるよりも早期に戦力として機能させやすい。 ちなみに女戦士は兜にビキニアーマーという露出度の高い格好である。もっともこの時代ではよくあることだが。 武闘家 剣や斧は使わず自らの拳で立ち回るファイター。やはりこちらも殴るか防御するかアイテムを使うかしかできない。 戦士と違いHPの伸びがあまり良くなく成長速度も普通で、防具も軽装の服類のみ。 しかし素早さの伸びが良く、IIIのシステム上素早さの値の半分が守備力になる為、ある程度成長すればタンクとしても機能するようにはなる(呪文には弱いが)。 装備できる武器は少なく、専用武器以外を装備すると逆に弱くなってしまうが、レベルアップすると会心の一撃の確率が上がるのでアタッカーとしては戦士と比べても遜色ない。 最序盤こそ素手での戦いを余儀なくされてしまうものの、比較的早い段階で専用武器「鉄の爪」が購入できるので、最初さえ乗り切れば本領を発揮してくれるだろう。 FC版はこれが事実上の最終装備になってしまうが(*3) 戦士と比べ道中の打たれ弱さは否めないところではあるが、鍛えれば鍛えるほど装備に依存しない強さを発揮してくれる職業となっており、ついでにお財布にも優しい。但し、盾がほぼ装備できないため(*4)呪文やブレスに弱い。女武闘家はリメイクで加わった”マジカルスカート”や”光のドレス”で多少はマシになったが男武闘家は耐性防具が皆無なので装備の女尊男卑の影響をモロに受けてしまっている。 この職業のみ外見が中華風のデザインになっている。 魔法使い 主に攻撃や補助の呪文を覚える。 賢さとMPは高いが、それ以外は低めで装備できるものもあまり強くない。 特にHPの低さは深刻で、一発で倒されてしまうこともよくある。極力最後衛にしておきたいところ。 強力な攻撃呪文を使えるのは他シリーズ同様だが、本作では防御強化呪文「スカラ/スクルト」や攻撃力強化呪文「バイキルト」、その他「インパス」「トラマナ」「アバカム」といった探索に役立つ呪文も魔法使いが覚えたりする。 僧侶とは使える呪文が完全に棲み分けされているので序盤はこの2職業を加えるのが鉄板。後半は戦士職にするか僧侶/賢者にするかはプレイヤー次第か。 終盤は急激に素早さが伸び、武闘家の次に行動することが多い。 男はテンプレのジジイ魔法使いであり、前述のような友達の名前にするのはちょっと躊躇うかもしれない。 僧侶 主に回復と補助呪文を覚える。 魔法使いと比べHPや攻撃力がそこそこあり、装備も勇者ほどではないがある程度強いものを装備できるため打たれ強い。 基礎的な回復呪文であれば勇者も使えるが、こちらは専門家だけあって幅広く使いこなせるため、旅の安定性UPに大きく寄与してくれるだろう。 補助魔法は防御力を下げる「ルカニ/ルカナン」、魔法を封じる「マホトーン」など地味ながら切り札になるものも少なくない。 攻撃系呪文は安定性が低いが、耐性が緩めに設定されており多くの敵に通しやすいという利点はある。 女僧侶はオレンジ色の全身タイツに法衣を纏ったえらい攻めたデザインであり、40年近く経った現在でも色んな意味で人気。 商人 時々戦闘後にさらにゴールドを拾うことがある。また商人だけにアイテムを鑑定する能力も持つ。 一応戦士職相当らしくHPや装備できる武具は戦士に近いのだが、本職ほどではないため見劣りしがち。 商人専用装備は優秀ながら安価なものがあり成長もかなり早いため、転職前提で行くなら有用キャラになるだろう。 リメイク版では差別化としてか後発作品の特技である「あなほり」「おおごえ」が追加された。 デザインはアラビア風。 あるゲームクリアに必要な重要イベントの人柱要員でもある。 FC版ではそのイベントで外すと二度と戻ってこないので注意が必要(リメイク版以後はイベントを完遂すると戻ってくる)。 盗賊 SFC以降のリメイク版から登場。尤も”D D”や”Wizardry”でもおなじみの職業であるため初代でも容量が許せば導入される予定だったらしい。 比較的平均的な能力だが素早さが高い。そしてこの手のRPG作品では珍しく装備も優秀。 とうぞくのはなにレミラーマとちいさなメダル集めには欠かせない職業。 レベル20で全ての特技を習得する為、最初に仲間→転職がオススメ。 上記の通り素早さが高いとその分守備力もあがる為、星降る腕輪と組み合わせると戦士以上に堅くなる。”魔法の盾”や”ドラゴンシールド”双方を装備できる(*5)ので呪文&ブレス対策もばっちり。 また、レミラーマというMP消費のある特技を覚える関係で、前衛職にもかかわらずMPが伸びる。本気で最強キャラを育成する場合はMPが成長する関係と装備で女性のこの職が最終職となることが多い。 GBC版ではモンスタから他のアイテムをドロップしたり盗んだ時、モンスターメダルはドロップしない効果によりやや不憫になっている。 なお、DQ3では戦闘中に道具使用で特殊効果がある武器を道具使用できるのは「その武器を装備できる職」だけだが、SFC版のみ盗賊は勇者が装備可能で盗賊が装備できない武器でも道具使用できるというバグがある。 そのため”雷神の剣”や”稲妻の剣”で呪文ダメージソースになることもできる。 遊び人 運のよさと成長速度が高い。 が、他の能力は大したことがない上に戦闘中に勝手に遊びだすことがある。しかもFC版では遊び人にだけは転職できない(リメイク版以降可能になった)。 公式公認の縛りプレイ専用職業ではあるのだが、遊び人に限りLv条件のみで賢者に転職することが可能となっている。 ぶっちゃけその為に遊び人を連れまわすぐらいなら普通に攻略して魔法使いなどを賢者にした方が圧倒的に楽ではあるのだが、 賢者は通常プレイでは複数人用意するのが難しいのでそういう場合に遊び人を起用するというのはありうる(特にリメイク版)。 リメイク版ではモンスターを呼び寄せる「くちぶえ」の特技が追加されており、賢者にした後のLV上げ目的で起用するというのもありだろう。 見た目は男はピエロ、女はバニーガールとなっている。 賢者 僧侶と魔法使いの両方の呪文を覚え、どの能力値も低くなく、武器も強力なものを装備できる素敵職業。 他職よりもレベルアップに必要な経験値が高いが充分な活躍をしてくれる。何よりカッコイイし可愛いし可愛い。 最初から仲間にする事は出来ず、さとりの書を入手するか遊び人と根競べするかの2通り。 さとりの書は転職可能になるタイミングの付近で1個はすぐに入手できるのだが、2個目以降の入手は非常に大変なため基本的には1人だけ賢者にすることになるだろう。 【世界観】 本作のワールドマップはアリアハンを除き、現実の地球の地形をモデルにしている。 アリアハンからスタートするので最初は分かりづらいが、歴史に詳しい人ならロマリアやポルトガに着いた時点で気づくだろう。 そういう世界の広がりを感じやすくなっているのも本作の魅力と言える。 ちなみにロマリアがイタリア(「ローマ+イタリア」でロマリア)、ジパングは日本、ノアニールはノルウェー、ポルトガはポルトガル、シャンパーニはフランス等に相当。 もちろん位置だけでなく国の文化や風習・世界史的素養もベースにし、一部には風刺も取り入れており、ニヤリとすること間違いなし。 なお、アリアハン大陸は伝説のムー大陸をモデルにしている。 以下、作品の核心を突く重大なネタバレ + ... 実はバラモスを倒しても終わりではなく、地下にあるもう一つの世界「アレフガルド」へ乗り込み、真の元凶である大魔王「ゾーマ」を倒すことになる。 ん? アレフガルド……? どこかで聞いたことのあるような地名……。 そう、DQ1の冒険の舞台となったあのアレフガルド。(といってもDQ1のFC版では作中にこの単語は登場せず、説明書に書いてあるのみ。) DQ2で竜王の曾孫と出会ったあのアレフガルドである。 DQ1・DQ2をプレイした人なら、アレフガルドという単語を知らずとも地下世界に降りた直後のBGMで思う所がきっとあるはず。 (リメイク版では、FC版で容量の関係で実現しなかった街・ダンジョンのBGMも……) そしてラダトーム、ひかりのたま、詩人ガライ、にじのしずく……。 ロト編をプレイした者ならではの数多くの既視感に襲われながら旅は進んでゆく。 旅路の果てに待ち受ける衝撃の事実、ロト伝説の真相は……。 是非その目で確かめてほしい。 ちなみにドラクエシリーズでは以後の定番となった「二つの世界」は本作が初出だったりする。 【FC版の話】 タイトル画面は真っ黒の背景に DRAGON QUEST Ⅲ の白文字のみで、BGMすらない。容量がどうしても足りず、タイトル画面を削るしかないと判断されたため。 あぶないみずぎとか水鉄砲イベントとか幽霊船BGMとか、他にいくらでも削れるところはありそうだが、堀井雄二としてはこだわりポイントだったのだろう。 しかし、この静かなタイトルが、逆に凄味を感じさせたという意見もある。 ここで序曲を流さずエンディングの祝賀会で流す(*6)ことで「そして伝説が始まった」という言葉をより引き立たせている、と解釈も出来る。 カセット内蔵のバックアップにより「冒険の書」が採用されたのはここから。 「呪われた時の効果音」はDQ1から同じ物だが、「冒険の書が消えた時の効果音」との認知の方が上回るくらい皆のトラウマを植え付けた。 最大52文字だったDQ2の「復活の呪文」。 もし本作をバックアップ無しの「復活の呪文」にすると……最大800文字くらい必要になるかも、という話。 2020年にはFC版初期ロムにて「りせっとをおさずに でんげんをきると ぼうけんのしょが きえてしまうばあいがあります!!」の表示後に 電源をON/OFFすると保護中のバックアップのメモリがグチャグチャになるバグの研究がなされ、話題となった。(*7) 再開時の所持アイテムなどのメモリは本体の機種(互換機など)や温度、電源を落とした時間などによって変わり、 メモリが優秀なものだと、ゲームスタート直後にレベルがカンストし、「にじのしずく」を手に入れ、ルーラの行き先にアレフガルドの地域が登録されていきなりゾーマの元に行くというRTAでの活用も可能。 本作は仲間キャラを任意で設定でき、基本的に勇者も含め特定のキャラが居ないと進行しないイベントは(イエローオーブ入手に関わる商人加入を例外として)ない。 なので基本の4人PTだけでなく勇者+仲間との二人旅や、勇者を早々に棺桶にぶち込んでの3人旅、そしてオルテガの後を追うかのような勇者一人旅が一応可能である。 ただし仲間キャラの数に応じた補正などは一切かからないので、正規の4人PTに比べると難易度は一気に上がる。 FC版でも勇者1人旅の達成例はあるが……途中のバラモスを倒そうが報酬は全くない上に、そこまでだけでもSFC版よりかなり難易度が高い。 ボスの能力値だけ見るとFC版の方が簡単そうに見えるが、互いの被ダメージ値や命中率の計算がFC版ではSFC版よりプレイヤー側が辛いのだろう。 あとFC版は敵のHPの設定の関係から自動回復100を持っているボスが多いのも理由である。(一人旅だと突破が極めて難しい) リメイク版ではバランスがややマイルドに調整され、2人旅ぐらいならどうにかなるので試してみるのも一興。一人旅の場合、バラモスを倒すと特別な報酬が貰えたりする。 開発途中で没になったアイテムに「しのオルゴール」と「ちいさなメダル」がある。 普通のプレイで入手は当然不可能だがバグ技で入手可。 ちいさなメダルはFC版IVからの実装だが、本作で構想はあったらしい。 SFC版にはすごろく場と共に実装。 ちなみにしのオルゴールは、ゲームブックでは幽霊船を呼ぶ重要アイテムとして登場する。 【リメイク版】 社会現象を起こすほどの超ビッグタイトルということでリメイクも多いのだが、発売時期によって結構細かい違いがあったりする。 SFC版 最初のリメイクということで、新職業の盗賊、すごろく場、性格設定など後発のリメイク作品群にも共通する大規模な改修が行われている。 直前作がDQ6であるため、モンスターの攻撃アニメなども盛り込まれている。 BGMはオーケストラアレンジをベースにしており、SFCというハードの性能を限界まで発揮した名曲の数々は今なお非常に評価が高い。 バランスに関してはFC版よりは易しめになっているとの評が多く、盗賊やブーメランなどの新要素を活用しすぎるとぬるくなってしまうという意見も。 総じて「SFC究極のドラクエ」というキャッチコピーに違わぬ名リメイクとして評されている。 GBC版 ゲームボーイカラー専用タイトル。 基本的にはSFC版をベース(BGMはFC版準拠)に追加要素が加えられており、バランス等も概ねそれに準ずる。 通信機能を活かす前提のモンスターメダル、それを集めることで行ける更なる隠しダンジョンといった要素が追加されている。 余談ではあるがキメラの翼にとある致命的なバグが存在し、初代ポケモンも真っ青なバグプレイが出来る作品でもある。 携帯アプリ版 SFC版をベースに、当時の携帯電話アプリで動かすための調整(モンスターのアニメ削除、すごろく場の削除、リメイク版の新規追加BGM削除など)が行われている。 また、ドラゴンクエスト4以降の定番となっているAI戦闘システムも追加されている(「めいれいさせろ」も当然ある)。 Wii版 本作のタイトルが『ファミコン スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』である事から分かる通り、 FC版とSFC版のロト三部作の全タイトルがこれ一本で楽しめる欲張りセットになっている。 ドラクエ3についてはFC版とSFC版が収録されており、中断機能が新たに使用できる。 スマートフォン/3DS/PS4/Switch版 SFC版からグラフィックなどを全て一新したリメイク版。グローバル展開もここから。 といっても実際には携帯アプリ版をベースにグラフィックやサウンドなどを一新しているもので、 AI戦闘などが継承された一方で、機器の性能向上で可能になっているはずのモンスターのアニメーション、すごろく場が無かったりする点まで継承してしまっている。 BGMについても同様だが、「戦いのとき」「街の人々」「ラダトーム城」は復活している。 いずれもベースがベースなだけにお値段が安く、気軽にプレイしやすいのは利点だろう。 そして 追記修正が はじまった!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 仲間全員に自分の好きな名前がつけられるので感情移入がハンパなかった!しかし一回だけセーブデーターが二つも消えてしまったことがあり呪いの音楽は今でもトラウマ。あと話の作り方がうまいさすがは堀井さん。 -- 名無しさん (2013-10-10 09 24 16) エニックスから出ていた「アイテム物語」の王者の剣の話でムー大陸は別にありアリアハンはアトランティス大陸と書かれているんだが・・・・・・(文に最後に書かれている)。 -- 名無しさん (2013-10-10 09 30 42) 本当に名作 -- 名無しさん (2013-11-27 23 36 55) リメイクの性格診断は楽しかったなー。だがしかし「エッチですね」って女子でも大ダメージなのに男子だと痛恨の一撃ぐらいの衝撃きたんじゃないかね…と思うわけで…。 -- 名無しさん (2013-11-27 23 43 44) 逆に喜びそうだわ -- 名無しさん (2013-11-28 18 44 34) BGMが全曲神 -- 名無しさん (2014-03-06 09 29 21) ↑×3しかし、それが一番勇者の能力バランスが良いと4コマで母にこの日の為に立派なむっつりスケベに育てたつもりです♪と言われるのがあった……スタッフのイタズラ……。 -- 名無し (2014-03-06 23 00 27) ↑覚えてる、藤田先生のネタだね。母親からそんなこと言われて16歳思春期の男の子はフクザツだろうなぁ…。 -- 名無しさん (2014-03-06 23 12 20) SFC版の女魔法使いを賢者に転職させる為に遊び人に転職させたあとって、ビビアンハイスペック版ってかんじになったな。 -- 名無しさん (2014-04-13 09 49 09) ゲームブックでは、死のオルゴールが幽霊船を呼ぶ重要アイテムとして登場する -- 名無しさん (2014-04-13 10 26 02) 3DSでリメイク出してくれんかのう…! -- 名無しさん (2014-07-15 12 28 09) 残念ながら初代3は冒険の書が消えた時は無音、暗い画面に無機質なメッセージ音とともに冒険の書が消えた絶望を当時のプレイヤーに植え付けていった -- 名無しさん (2014-07-15 19 40 59) ノアニール西の洞窟入口の下らへんで真っ先に地獄の鎧に出会ったのも今ではいい思い出 -- 名無しさん (2014-08-08 09 28 12) リメイクの「性格」ははっきり言っていらない。想像で楽しむのがRPGの楽しみだし性格は自分で考えればいいのに・・。 -- 名無しさん (2014-08-08 09 54 39) 性格で成長の強弱がかなり露骨に決まってしまうのがな -- 名無しさん (2014-09-20 15 03 23) ゲームブックで「幸せの靴」を所持していると主人公だけアリアハンに戻れるんだよな。 -- 名無しさん (2014-09-29 09 30 41) リメイク版の女尊男卑っぷりに泣いた…。ステテコパンツ、むっつりスケベ…。3DS版出るなら男女平等になる調整を‼ #65038; -- 名無しさん (2014-09-29 12 56 24) 好きな子の名前を入れてプレイすると本当に愛着が湧く。 -- 名無しさん (2014-11-14 10 56 40) ↑そして家族にみられて悶絶する。 -- 名無しさん (2014-11-14 16 38 57) ゲームブックはアニメパロディの宝庫だった。 -- 名無しさん (2014-11-14 17 38 53) 絶対に性格「ごうけつ」にしかならなかったもんで、そういうもんかと思ってたわ -- 名無しさん (2014-11-28 01 45 17) ラスボス戦でうっかり必須アイテム預けっぱなしで挑んでしまったのは自分だけ? -- 名無しさん (2015-02-06 15 50 38) 転職するとグラフィックが変わるのがどうしても気に入らなかったから、転職ほぼなしでプレしてたな。SFC版。しかし、そろそろ3DSでロトシリーズもリメイクしねぇかな。 -- 名無しさん (2015-02-06 16 26 23) いろいろと伝説 -- 名無しさん (2015-02-06 16 34 04) ↑2 DQ1とDQ2は、SFCやGBCで1本セットに出来ちゃうぐらい容量小さいんでしょ? 3DSだと容量あまりまくりそう…。 -- 名無しさん (2015-02-06 16 37 58) ↑なら3部作を1セットにしてリメイクすればいいと思うんだ -- 名無しさん (2015-02-26 04 50 34) ↑ そんなことしなくてもマップの立体化とかだけで容量食うから別売りできる。 -- 名無しさん (2015-02-26 10 11 11) 女尊男卑システムは後のドラクエまでずっと受け継がれるのであった マジで男は王者のマントぐらいしかメリットがないという -- 名無しさん (2015-02-26 10 23 44) SFC版は盗賊、勇者、僧侶、遊び人にしてた。 -- 名無しさん (2015-10-15 12 13 50) 主人公の名前を「あぁん」ってして遊んでた友人がいたw最初の性格診断のところが卑猥っぽくなって笑ったw -- 名無しさん (2015-10-15 12 21 23) そういや、オルテガが火山で戦った奴って何だろ?サタンパピー? -- 名無しさん (2015-10-15 18 28 42) ↑×1ワンオフの魔物じゃないか? -- 名無しさん (2015-10-15 18 38 18) ↑2俺もずっと気になってた。多分ジパングの奴と同じ個体だよな… 当時は普通にバラモスだと思ってたな -- 名無しさん (2015-10-15 18 52 26) 女尊男卑だなんだといわれているが、仮に性能や装備で男>女だったとしても俺は女キャラを使ってたと思う。スッパマンだの爺だのおっさんだのピエロだの色物ばっかじゃねーか -- 名無しさん (2015-10-15 20 16 01) ↑2~4 「知られざる伝説」という本ではサタンという独自の名前がつけられてた。本編に登場しないのは(リメイク版のムービーを見る限りは)火山でオルテガと相討ちになったからと思われる。まぁオルテガは死んでなかったけど、アレフガルドに着いた時点では重傷を負っていたので、火口の中を通るときのダメージでコイツだけ死んだんだろう -- 名無しさん (2015-10-15 20 21 51) 勇戦盗僧の俺は魔法がろくに使えず武器使用の概念も欠落していた為に軍隊蟹を突破出来ず詰みかけた。 -- 名無しさん (2015-10-15 21 51 43) 今だったら職業に魔物使いや吟遊詩人、バトルマスター等が追加され、遊び人が旅芸人に変更されたりするのかな -- 名無しさん (2016-01-07 06 41 31) バトルマスター等の「上級職」の追加はないだろう。遊び人は遊び人のまま。リメイク版6でも遊び人のままだし。 -- 名無しさん (2016-01-07 07 59 00) 鳥山明先生の偉大さを知る作品 -- 名無しさん (2016-01-07 10 25 31) 30年経っても「勇者」「魔王」あと「女戦士」とかのイメージはこの作品から変わってないよな -- 名無しさん (2016-01-07 13 29 42) エンディングがまじ神曲 -- 名無しさん (2016-02-29 16 16 01) このVから~って書いてあっていきなり誤字かよ萎えるわ -- 名無しさん (2016-05-04 19 15 13) VCでSFC版の配信来ないかなぁ -- 名無しさん (2016-05-04 19 20 05) SFC版でゾーマ撃破後にエンディング見る前にリセットするとデータ消えたっけなぁ・・・ -- 名無しさん (2016-06-15 14 00 40) 盗賊が過小評価されているのは何故? -- 名無しさん (2016-09-06 18 46 43) パワーが低いのと顔がね… -- 名無しさん (2016-09-06 19 07 35) リメイク出るなら世界樹みたいに仲間キャラの容姿選べるようにして欲しい。 -- 名無しさん (2016-09-06 19 12 09) 2↑それは育て方が悪い。豪傑+複数攻撃武器or隼の剣で十分な火力になる。 -- 名無しさん (2016-09-06 19 19 51) 勇者・僧侶・武道家・盗賊が俺のベストメンバーだった… -- 名無しさん (2016-09-06 19 52 36) FC版のパッケージ裏にはアレフガルドが関わることがはっきり記載されていたらしい -- 名無しさん (2016-10-06 15 44 30) ↑×5 男盗賊はイケメンだろ女盗賊は人を選ぶのはしゃあない -- 名無しさん (2016-10-19 22 57 55) ↑10遅レスだが、ローマ数字による文字化けだろ。 -- 名無しさん (2018-04-08 00 47 27) ドラクエロトシリーズの小説版ってページ数の薄さに対してあの内容の濃さは凄い -- 名無しさん (2019-10-29 00 04 00) 実は11で出てくる。あの姿は感動したわ。 -- 名無しさん (2019-10-29 02 10 04) SFC版の配信になんか障害でもあるのかね。劣化版しか配信されてないってのが -- 名無しさん (2020-06-14 10 10 23) FC版一人旅でバラモス理論上撃破不可能ってどこからでた話だ? -- 名無しさん (2020-06-14 12 39 49) FC版でも一人旅達成報告たくさんありますね 変えなくては はんにゃのめんをつけて一人旅だと難易度低下するけどハマる、しかしはんにゃのめん使わず普通に突破も可能なので -- 名無しさん (2020-11-01 19 15 33) 昔FC版で一人旅するプレイ日記サイトがあったような。バラモスが謎仕様でなかなか倒せず、うろ覚えだけど木の実や種を増殖して、ドーピングでかなり能力底上げして倒すという流れだったような。 -- 名無しさん (2020-11-01 19 21 30) FC版一人旅のところ変えておきました -- 名無しさん (2020-11-01 19 26 28) FCショップでFC版を遊んでいたころ、ルイーダの酒場のことを知らず、一人で町の外に出て、スライムの大群に嬲り殺された思い出がががが -- 名無しさん (2021-04-02 12 15 10) ↑3 FC版勇者一人旅はギガデインがないとバラモスはおろか、やまたのおろちやボストロールの自動回復100を突破できないからね。特にバラモスは装備の問題でゾーマより強いと思う。 -- 名無しさん (2021-05-28 22 41 49) リメイクか…最近は年齢指定のせいかデザインが変えられガチな女戦士の格好もまんまで安心したわ -- 名無しさん (2021-05-29 12 02 26) リメイクでは原作・SFC版プレイ済み狙いの既プレイ殺しがあると嬉しいな、ストーリーはともかくゲームバランスが原作に忠実なリメイクだとワクワクが足らないのよね -- 名無しさん (2021-05-29 13 27 48) リメイクのゲーム動画が何かスタンドアローン版で発売予定のドラクエⅩと2Dシステムが流用っぽく見えるんだけど…気のせいかな? -- 名無しさん (2021-05-29 14 14 56) ↑10 元々ガラケーのアプリ版をベースにした物だから仕方がない。 作り直すよりも既存品を流用した方が開発費も浮くしね… -- 名無しさん (2021-05-29 14 17 06) 勇者(男) 武闘家(男) 魔法使い(女) 僧侶(女)のパーティで旅をするのが一番好き。攻略は大変だけども… -- 名無しさん (2021-10-05 22 30 26) 小説版の記述も欲しいな。持ってる人頼む -- 名無しさん (2021-11-19 02 27 35) RIJでは大トリで走者二人を最後の最後で2回返り討ちにするなど貫録を見せつけて大暴れして盛り上げてくれたねぇ -- 名無しさん (2022-08-19 10 22 25) DQ3のパーティー編成も記事に欲しい -- 名無しさん (2023-05-06 19 40 04) 蜂のモンスターはヘルホーネットがメジャー過ぎるせいか、モンスターズシリーズに出してもらえないキラービーさん… -- 名無しさん (2023-06-19 08 26 34) セクシーギャルも脳死でやれるから強いっちゃ強いけど、レベル帯に合わせて性格二種類くらい切り替えた方が1.5倍くらい強くなる。でもその切り替えの一方は大体タフガイだったりもする。HP万歳。 -- 名無しさん (2024-02-29 07 25 18) 名前 コメント
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ルビスの守りと効果は同様。 ルビスの守り No 名前 対象 S-016 ルビスの守り 味方全体 ドラゴンオーブ No 名前 対象 S-011Ⅱ ドラゴンオーブ 味方全体 補足 1ターンの間、攻撃SPカードを含む、味方が受けるダメージを55%減少させる。 相手チームの「ルカナン」などによる守備力減退や、自チームの「スクルト」や「ビビリ切り」などの守備力上昇も無効化する。 耐性無視・盾ガード無視の「痛恨の一撃」、「急所づき」、「ザラキ」なども半減させるが、 毒・猛毒、SPロトの紋章などの追加ダメージには効果が無い。 DQMBⅠ版、DQMBⅡ版の違いだけでありレジェンドモードやマスターダブルスキャンを意識しない限りどちらを使用しても一緒。 ただし最近はマスターダブルスキャンの効果が優れているドラゴンオーブの方が注目を浴びている。 以下ルビスの守りのコメント 強力なSPだが炎のリング・水のリング・ロトの紋章と天敵も存在するので対戦ではご注意を -- 名無しさん (2009-12-26 21 25 00) カードにHPが少ない時におすすめと書いてあるがはっきりいってHPが少ない時に使ってもたいして意味がない。 -- 名無しさん (2009-12-27 19 48 58) 確実に900以上のダメージが来そうな時は賢者の石よりこっちだな -- 名無しさん (2009-12-27 23 49 14) 攻撃分類がバラバラで、マホステなどではバクチになる場面にオススメだな。 -- 名無しさん (2010-01-02 18 31 42) 使ったターンで耐え、チームが攻撃主軸ならダメージを与え、次のターンで必殺技でとどめさすときなどに使えますよ。勇気が溜まるんだけど、体力が危ない・・時にもオススメですよ。 -- 名無しさん (2010-02-14 18 30 37) 当たり前かもしれませんが、これは補助系なので、SPのいてつく使っても消える事はなかったです。対人戦で使ったんですが、意味ありませんでした。 -- 名無しさん (2010-02-20 01 15 43) 一番死にそうな4Tか5Tに使ったほうが良い -- ピーちゃん (2010-04-03 17 57 24) ↑でもそのターンぐらいには、死んでる可能性が高い -- 名無しさん (2010-04-03 22 14 56) ↑しかも2Pなら凍てつく波動でドラゴンオーブかき消されて追撃も有り得るからな。 -- レクサール (2010-04-04 02 58 17) これ使うより天使の歌使ったほうがいいような・・。対人戦では使えるけど。 -- 海馬 (2010-04-04 14 57 44) 特筆すべきことではないかもしれないけど、ルカナンなどの守備力ダウン無効と説明欄にあるが、正確には守備力変動無効だと思う。コレ使ったターンにシールドこぞうのビビリ斬りが出ても守備力が上がらなかった(5章くらいの話だったから、もう仕様変わってるかもしれないが・・・) -- 名無しさん (2010-06-19 21 48 03) これって会心の一撃もですか? -- Vジャンに載ってた (2010-06-24 17 45 30) 会心も軽減出来ます。 -- 名無しさん (2010-06-24 18 34 33) 超常識だと思うがSPギガデインとかも半減する。1体180ぐらいから90ぐらいまで減った。 -- カケル (2010-07-12 00 34 15) ↑4、今も発動しなかったのを確認。 -- 名無しさん (2010-07-22 20 32 59) ザラキ軽減しました。 あと少し編集しておきました。 -- 名無しさん (2010-07-29 22 36 54) いてつく波動で消された。魔王戦などでは使えなさそう。 -- ゾーマンマ (2010-07-30 11 11 41) ↑ただし相手の凍てつく波動を使わないターンはかなり良いと思います。行動パターンで呪文またはブレスが来るターンに使うと良いです。(水のはごろもやマホステではバクチになるので)。 -- レクサール (2010-07-30 11 20 37) マスターダブルスキャンを使用しない人には此方をオススメする。なんたって1/200だからね。 -- バ虎 (2010-08-13 16 48 08) ↑どっちも再録済み。なので常時これを使う必要は無いと思うが? -- 名無しさん (2010-08-13 17 11 05) これ使って発動しないことがありました。 -- 名無しさん (2010-08-13 17 11 57) バトルを左右する4ターンめに使うとよい -- ブロリー (2011-07-06 19 44 09) 名前 コメント 以下ドラゴンオーブのコメント ナイトリッチにドラゴンオーブをMWSしたら恐ろしい耐久力が出来上がる。 -- 名無しさん (2010-04-15 12 25 32) レジェンドスターター5にドラゴンオーブ収録決定。スターター系列で防御SPが入るのはお初じゃなかろうか?かなり強力なSPなので、ぜひともこの機会に入手しておきたい。 -- 名無しさん (2010-04-17 08 35 03) ドラゴンオーブの方はMWSで最近注目されてるカード、 -- かもべる (2010-05-17 16 03 19) なんでルピスと同じ効果なのに、こちらがMWS効果がすごいんだろう?あっちは別カードで代用できるけど、こっちは唯一の効果。 -- 偽りの勇者 (2010-05-17 21 21 06) ↑1/200と1/800の差でしょう。1/800に指定されたカードは大抵の場合MWSで唯一効果。今でこそ天空の花嫁の下部が出たけれどお陰で2体分の耐性上げれるようになった。 -- 名無しさん (2010-06-09 23 04 40) ↑続き 上記のようにナイトリッチに使うと効果絶大。とくに暗黒攻撃に対しては無効化(ダメージ0)になったという報告も。 あと↑6のストーンマンやシールドピッポに使って立ちふさがせておくのもたしかに面白そう -- かもべる (2010-05-17 16 06 51) ↑エスタークのドルモーアでミスになったのを確認。 -- 名無しさん (2010-05-17 21 11 09) ↑なるほど、そんな理由が···納得納得。そういえば、デスゴーゴンのページにも書きましたが、はぐれメタルが人食いサーベルのブーメランで40位で、これをMWSしたデスゴーゴンが20···まさかの打撃耐性まで付いちゃうんでしょうか? -- 名無しさん (2010-06-19 20 01 54) ルビスの守りとドラゴンオーブのコメント分けました。 -- 名無しさん (2010-07-29 17 28 41) ↑ありがとうございます。違う用途があるのにコメントが統合されているのはどうしても気に入らなかった。 -- 名無しさん (2010-07-29 22 02 03) 名前 コメント
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メーカー名:スクウェア・エニックス 発売日:2010年4月28日 メーカー希望小売価格:5,490円(税込) ジャンル:RPG プレイ人数:1人(DSワイヤレスプレイ時:2~8人) 公式ホームページはこちら 『ドラゴンクエスト』シリーズでおなじみのモンスターたちを仲間にし、育成・配合しながら自分だけの最強モンスターに育て上げる『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズ最新作。 スカウトしたモンスターでチームを編成し、次々と出現する敵モンスターと戦っていきます。登場するモンスターの総数は、前作をはるかにしのぐ300種類以上! これまでのシリーズで類を見ない、巨大モンスターも登場するなど、自分好みのモンスターに育て上げ、戦う楽しみがさらに広がりました。 最強のモンスターマスターをめざす主人公がたどり着いた謎の孤島。そこには、巨大モンスターが闊歩(かっぽ)する驚きの世界が広がっていました。 この島に隠された秘密とは――!? モンスターをスカウトして仲間にし、バトルで得たスキルポイントを割り振ってさまざまな特技を覚えさせるといった、前作の特徴的な要素を踏襲しながら、ゲームシステムや通信対戦要素などが大幅にパワーUP! 登場モンスター300種類以上! 裏技、攻略、うわさなどを投稿する! dfvfhthtgbbvbfgtyy -- うい (2012-11-07 19 37 14) 名前 コメント 貴方は、このゲームを持っていますか? 選択肢 投票 持っている (10) 持っていない (1) 動画 リンク ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 DQMJ2ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2極限攻略データベース配合 ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2DQM J2攻略GEMANI 商品購入 © 2010 任天堂ゲーム広場 ©2010 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
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ドラゴンクエストVI 幻の大地 【どらごんくえすとしっくす まぼろしのだいち】 ジャンル RPG 裏を見る 対応機種 スーパーファミコン メディア 32MbitROMカートリッジ 発売元 エニックス 開発元 ハートビート 発売日 1995年12月9日 価格 11,400円(税抜) プレイ人数 1人 セーブデータ 3個(バッテリーバックアップ) 判定 良作 ポイント 転職システム復活特技の台頭による呪文の価値の暴落良くも悪くも考察の余地があるストーリー粗削りながらもドラクエらしい佳作 ドラゴンクエストシリーズ 概要 ストーリー 特徴・評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 余談 概要 ドラゴンクエストのシリーズの第6作で、リメイクを除くとSFC最後のナンバリング作品。 「発見」をテーマとする本作では(*1)、自分の住む世界と「幻の大地」を行き来しながら冒険を進める。 開発元は前作までのチュンソフトからハートビートに変更され、この作品からチュンソフトが本編シリーズに基本的に関わらなくなっている(*2)(*3)。 ストーリー 「仲間たちと共に大魔王との決戦に挑むも、返り討ちにあう」…そんな悪夢を見た主人公は、ベッドから転げ落ちて目を覚ます。 山奥の村ライフコッドに妹のターニアと暮らす主人公は、村長の依頼でふもとの町まで使いに出かけることになった。しかし、ふとした事故で主人公は「大地に開いた奇妙な大穴」に落ちてしまう。 落ちた先にあったのは、自分の住んでいた世界と同じようでいて、同じではない奇妙な世界。自分からはその世界の人々の姿も声も認識できるが、自分の姿が見える人は誰もいなかった。どうにかライフコッドへ帰り着いた主人公は、それがこの世界とは異なるもう一つの世界「幻の大地」であることを知る。 特徴・評価点 本作は過去作で好評を得た要素を取り入れながら、進化したグラフィック・操作性・BGMによって、当時のRPGの中で高いレベルの完成度を誇る作品となった。 「2つの世界」を中心とする、シリーズ屈指の広大な世界 主人公の住む世界(上の世界)とは別に「幻の大地(下の世界)」という全く同じ広さのマップが存在しており、不思議な井戸を覗きこんだり、上の世界の大穴から落ちたり、大地から伸びる階段で行き来したりする。 上の世界・下の世界は密接な間柄にあり、一方の世界で変化が起きると他方がそれに連動して変化することも多い一方、どちらの世界にも存在する同じ町の状況が正反対になっていたり、登場人物の関係性が微妙に異なったりと、繋がってはいるが同じではない2つの世界の存在がフルに活かされたシナリオとなっている。 上下の世界に関する真実と、それが明らかになるまでの過程とが丁寧に描写されており、多くのプレイヤーが予想外の展開に驚かされた。 中盤にとあるアイテムを入手することで探索できるようになる「海底」、終盤に訪れる更なる別世界も合わせると、舞台の広大さはシリーズ屈指となっている。 シナリオ進行に必須な城・町・村だけでなく、クリアのためには特に訪れる必要のない小屋やほこら等の「寄り道ポイント」も多数存在する。 その中には後述の「おまけ要素」の項で紹介するような有用な景品が獲得できる施設や、強力な装備品を購入できるお店、宝箱の存在する小ダンジョンといった攻略の一助となる施設だけでなく、メインシナリオで出会ったキャラの関係者や、2つの世界の秘密について言及する人物が住んでいたり、メインシナリオで語られなかった人物の顛末が語られたり…と本作の世界観をより深く知るためだけに存在する場所もあり、世界を探索する楽しみは非常に大きい。 本作のストーリーは中盤まではいわゆる「一本道」で進行するが、先述の海底を探索可能になるアイテムの入手後は行動範囲が大幅に広がり、以後はとある目的のために世界中を隅々まで探索してまわる作りになっている。この探索の期間はゲーム全体で見てもかなりの割合を占めており、発見に満ちた広大な世界・多数のイベント群を順不同で攻略できるため、本作の進行の自由度はシリーズの中でも高い部類に入る。 転職システム 『III』に登場した転職システムが復活。ゲーム序盤の終わりごろに「ダーマ神殿」で転職できるようになる(レベル20前後)。 今作の転職システムは、キャラのレベルはそのままに「職業毎に8段階の熟練レベル」という形式をとっている。 職業は下級職9種、上級職7種、特殊なモンスター職2種の計18種類。 上級職は下級職を複数マスターすることで転職可能になり、モンスター職への転職解放には「○○のさとり」というレアアイテムを消費する。 熟練レベルは職業に就いている状態で、弱すぎない敵相手(*4)に規定の戦闘勝利回数をこなすことで成長し、同時に熟練レベル毎に設定された呪文や特技も新たに習得する。覚えた呪文・特技は別職へ転職しても消えることはない。 職業に就くとステータスパラメータに○○%(実際は分数での補正)という形で補正がかかる。また、上級職ではその職についている間はさらにステータスが上昇したり、特殊効果が発生する。戦闘系の職業は攻撃やHPが上がり、MPなどが下がるなどの変化を見せ、非戦闘系の職業との差別化を図ることで職業ごとの個性にもなっている。 上記の仕様により、「転職解禁直後にストーリーを進めずに一気に上級職を目指す」というプレイングには、システム側が枷を掛けている。 しかし、ゲーム後半の敵相手ならば熟練度上昇限界レベルはどこでも無制限となり枷が完全に外れるため、最終的には「旨味の乏しい敵でも大抵は熟練度強化に繋がる」ゲームバランスとなる。 これらの仕様は「効率的なキャラ育成はメタル狩り一辺倒」な過去作の状況に一石を投じる試みとも言える。 今作の各仲間キャラクターは、基本的には従来シリーズと同様にレベルアップでも呪文・特技を覚えるが、レベル20程度を境に自発的な習得は打ち止めとなる。つまり、転職前ではキャラごとに個性があらかじめ設定されているが、転職可能になった先からはプレイヤー自身がキャラクターの個性を決めていくのである。 また、今回『勇者』が職業として追加された。ドラゴンクエストシリーズファンからは「『勇者』というのは選ばれた特別な存在じゃないと駄目、世の中に何人も居るのは有り得ない」と反発もあったものの、この仕様には「特別な血筋でない人やスライムの様なモンスターですら、夢見て諦めずに努力すれば勇者にだってなれる」というメッセージが込められている…らしい。 主人公のみ勇者になるための条件が緩和されており、他のキャラより勇者の資質があるという設定となっている。主人公が勇者に転職するために必要な戦闘回数は選択する職業によって差はあるが最速500回程度。これより多くの戦闘が必要なルートもあるが、それでも普通にプレイしていれば終盤には無理なく勇者になれる。 主人公以外のキャラクターの道のりは険しく、最短でも約2,300回程度となっている。 前作では終盤になると戦力外になる仲間モンスター(*5)が多かったが、キャラ格差があるとはいえ、この職業システムによって「完全に役立たず」となることはなくなった。 仲間モンスターシステム 『V』に引き続き採用。特定の条件で敵を倒すと、戦闘終了後に一定の確率で仲間にできる。仲間にできるモンスターは全18種類。 モンスターも人間キャラクターと同様に転職でき、レベル上限も前作より上がっている者が多いが、極端に低い者も散見される。 モンスターの管理は、前作に登場した「モンスターじいさん」ではなく、人間と同じ「ルイーダの酒場」に統合された。 グラフィックの進化 32メガビットと当時のSFCとしては大容量のROMを用いており、グラフィック・操作性・サウンドの品質も大きく向上した。特にグラフィックとサウンドの作り込みは前作を大きく凌駕したと高く評価されている。 今では当たり前となった、敵モンスター攻撃時のアニメーションも今作が初(*6)。 特殊な例外(*7)を除き全てのモンスターがアニメーションするがラスボスを除いて効果音は鳴らない。 これまで他のRPGでも同じ試みは散見され、また効果音は原則としてアニメと同時には乗らない簡素な演出ではあったが、有名シリーズで取り入れられたことがプレイヤーに与えた衝撃は大きい。 移動・操作性 町中やダンジョンでの移動速度が上がり、地形などに半身が引っかかっても自動で避けてくれるようになった。それに比べてワールドマップだけが『遅い』ため、町ごとの距離感等を演出することにも繋がっている。 戦闘中、前回使ったコマンドのカーソル位置が記憶されるようになった。 主人公だけの特技「おもいだす」。これはゲーム中のNPCとの会話を、Xボタンで記憶して一定数表示する会話ログ・メモのような機能で、レベルが上がると表示数が増える「もっとおもいだす」「ふかくおもいだす」と、不要な記憶を削除する「わすれる」を習得する。 SFC版発売当時はスマホはもちろんパソコンも一般家庭には少なく、つまりはインターネット上の攻略サイトは存在しなかった。公式攻略本(定価 2,000円で、上下巻)を持っていない限りは町人の情報をヒントにダンジョンを攻略する必要があったため、非常に便利な機能だった。 「とびら」コマンドが自動化され、対応している鍵を持っていれば扉に触れるだけで自動で開くようになった。後述の「ふくろ」のおかげで鍵をうっかり所持し忘れることもなくなった。 瞬間移動呪文「ルーラ」の消費MPが1と前作までの8から大幅に軽減され、移動にかかるコストが激減した。これにより広大な世界でも移動にかかるプレイヤーの負担が減り格段に遊びやすくなった。 アイテム整理 持ちきれないアイテムを入れることができる「ふくろ」が初登場、アイテム預り所まで行く必要がなくなり、 アイテム管理のわずらわしさが軽減された。以降の作品でも「ふくろ」は続投され、「預かり所」は「ゴールド銀行」というお金だけを預かる施設に変更された。 「どうぐせいり」コマンドで、全キャラクターの装備品と一部の貴重品以外をふくろに収納できるようになった。 「アイテム」コマンドから直接アイテムを装備できるようになった(前作までは「そうび」コマンドからしかできなかった)。 高品質なBGM、当時として最高級のサウンドドライバ 前作のサウンドドライバがすぎやまこういち氏からも苦言を呈されるほど低品質であった反省を踏まえ、今作ではSFCとして最高レベルの音色・音質を実現した。どの音源も臨場感たっぷりで、プレイヤーを魅了させる。 『タクティクスオウガ』の音楽を担当した崎元仁氏が編曲に参加したことにより、これまでのドラクエとは一線を画した、ベースとドラムが大活躍するロック調の曲もあり、プレイヤーの予想を良い意味で裏切った。 サウンドデザインは『イーハトーヴォ物語』でマイナーながらも一部で高い評価を得ていた多和田吏氏(*8)。 作品を効果的に演出する工夫として、全編のBGMに通して登場する共通モチーフの存在、対応した場面におけるアレンジ楽曲の活用が挙げられる。 中でも印象的なのが「悪のモチーフ」。前作でも、同名のごく短い効果音に近いメロディ(今作のものとは異なる)が用意され、クライマックスでそれをアレンジしたBGMが流れるという実験的な演出は限定的に見られた。しかし今作の「悪のモチーフ」は「ラ-ソ#-ラ-ファ」という短くシンプルな4音ながら、魔物とダンジョンに関連した全ての曲に例外なくふんだんに盛り込まれており、まさに本作の象徴ともいえるメロディになっている。アレンジは先述のロック調からオーケストラ風、宗教音楽風まできわめて幅広く、良い意味で同じ曲には聞こえず個性豊かでありながら、全編通じての世界観の統一に大きく寄与している。 町・娯楽施設といった人々が暮らすシーンも、同じ曲を多彩にアレンジして用いている。 2つあるフィールドの曲も同様。実は序盤のフィールドBGMは物語の核心に迫るネタバレになっていることが後からわかるのだが、それをそうと感じさせない見事な仕上がりになっている。 ドラクエとしては初めて、フィールドやダンジョンのBGMが流れている時にエンカウントでBGMが途切れ、戦闘後にBGMが戻った際、途切れた部分から再生されるようになった。 過去作では、戦闘後に途切れた部分からではなく最初から再生されてしまうので、BGMの序盤しか把握されず全貌を知らない人が多く、BGMの序盤以外を生かせていなかった。 今作以降、いちいち最初から再生されなくなったことで、BGMの全貌が多くのプレイヤーに把握され、BGM全体が生かせるようになった。 ただしラストダンジョンのBGMのみ、戦闘後に最初から再生されてしまう。恐らく意図しない不具合で、リメイク版では修正されている。 ラスボスに関して 本作のラスボスは強さ・ストーリーの両面で非常に印象深いものとなっている。 + ネタバレ注意 本作は職業システムによって、終盤になるにつれて特技・呪文・仲間が充実してくるためにゲームバランスは徐々に緩くなっていくが、ラスボスはそれまでのボスと比べて急に強くなり、戦闘時の難易度は歴代ラスボスの中でもトップクラスと言える。 第1形態は2つの玉を持った老人。高めの素早さから1ターンに1~3回行動をし、「激しく燃えさかる炎(*9)」「念じボール」など防御無視の全体攻撃をしてくる他、「もうどくのきり」「マホカンタ」などの搦め手も備えている。「第1形態なのだから小手調べ」といったレベルではない。 第2形態は筋骨隆々の魔人の姿となり、その攻撃力は本作最高の410。それを「バイキルト」で高め、「ルカナン」でこちらの守備力を下げ、「まわしげり」で全体攻撃してくる。ほぼ確実に先手を取る「しっぷうづき」や防御を固める「スカラ」「だいぼうぎょ」も使う。行動回数はランダム1~4回行動となっているが、3回以上の行動をしてくる確率は低いのが救い。 第3形態は巨大な顔と両手に分裂。実質的に常時3~4回行動となり、消耗したこちらのパーティーを激しい攻撃で追い詰めてくる。最大の特徴は左手がザオリクを使うということ。本体を最初に倒したり、全体攻撃を連打してHPの低い右手を最初に倒したりすると、左手が完全な状態で復活させてくるのは本作を語る上で欠かせない話(*10)。 またいずれの形態でも無属性かつ防御無視のダメージを与えてくる特技を使ってくるので、はぐれメタル(ないしはぐれメタル職をマスターさせた味方)ににおうだちさせて猛攻をやり過ごす事もできない。 演出面でも、ラストバトル中は作品中で唯一敵の行動アニメーションに合わせて効果音が鳴る仕様で、迫力が巧みに演出されている。 ストーリー上においても、人間の夢や希望を奪って侵略する、自らの脅威となる存在を次々と封印・破壊し、易々と復活させないよう強力な魔王に守護させるなど非常に狡猾に立ち振る舞う。 前作『V』同様その存在が明かされるのは終盤になるが、それまでも存在を仄めかすような描写もあり、また存在発覚後も重要人物の1人を主人公達の眼前で抹殺したり、街1つの人間を全て石や動物に変えるなどの暴虐で存在感を見せつけたりする。 そのため、ゲーム上・シナリオ上ともに非常に強力な、ドラクエシリーズでも屈指の名魔王と言えるだろう。 + ……のだが。裏ボスのネタバレ注意。 ある条件を満たして裏ボス(ダークドレアム)を倒すと「この裏ボスが一時的に味方となり主人公たちの代わりにラスボスを倒す」という特殊エンディングが見られる。その戦いぶりは「先程主人公と戦った時は思い切り手加減してやっていた」と言わんばかりに、ラスボスの全ての攻撃を全く受け付けず、その後完膚なきまでに蹂躙しつくすというもので、イベントでの一時的な仲間であることを差し引いても極悪すぎる。 なお、このイベントで撃破すると、ラスボスの台詞が変化するなど、お遊びにしては芸が細かい。 このイベントのインパクトのせいか、この裏ボスは『バトルロード』や『IX』での登場時、非常に強い魔王として『V』の裏ボスと並んで別格扱いされている。 おまけ要素 『V』で好評だったクリア後のおまけ要素として、隠しダンジョン、裏ボス、隠し職業・仲間モンスター、隠し装備などが存在する。 ちいさなメダル 『IV』『V』では所持メダルから所定の枚数を渡して景品と交換するシステムだったが、今作では一定数を集めるごとに景品が貰える累計方式となった。今作では100枚まで景品アイテムが用意されている。ちなみに総数は106枚。 今作以降は作品によって上記2つのいずれかの形式が採用されるようになる。リメイク前後で形式が変わったり、累計方式の景品を全て集め終わると交換方式に変更される作品も。 途中での名前変更 中盤以降、とある施設で「命名神マリナン」に仕える神官と会話することで、主人公および仲間の名前を任意のタイミングで変更することが出来るようになる。 さらに仲間だけでなく、なんと「ふくろ」にも好きな名前をつけることができる。 ただし、「ああああ」といった同じ文字を4つ並べただけの適当な名前や、下品でふざけた内容のキーワードを名前にしようとすると神官に警告され、それを無視して変更すると「命名神の怒りに触れた」ことになり、高額な罰金を払わないと名前を変更出来なくなる(*11)ペナルティも存在する。 また、他の仲間キャラクターや重要人物の名前は付けられないようになっている。 この命名神による名前変更は『リメイク版3』、『7』でも登場した。 ベストドレッサーコンテスト 本作より実装された新ステータス「かっこよさ」を競うコンテスト。 キャラ自身のかっこよさの値に加え、装備品や職業による補正も重要になるため、強さよりもいかにカッコよく着飾るかという新しい方向での戦略性が試される。 優勝してランクが上がるにつれて 男性のみ、女性のみ、モンスターのみといった縛りが発生するランクも出てくる。 タキシードに蝶ネクタイを合わせたりと、ボーナスポイントがもらえる装備の組み合わせを探すのも一興。 3か所のカジノ(問題点に記述あり) 前作では1か所だったものが分散され、交換できるアイテムが異なる。 遊べるゲームはスロットマシンとポーカーのみ。ナンバリング作品では最も少ない。 スライム格闘場 仲間にしたスライム系モンスター(*12)をAIで戦闘させる。 こちらは一匹で参戦だが、敵は複数。呪文特技・装備が揃わないと難易度は高い。 施設内には、パーティーをスライム系のみにした場合にだけ入れる場所がある。この場合は「ご主人様」が居ないために試合に出ることができない、施設内のスライムと会話ができるなど細かい演出もある。 賛否両論点 本作はシリーズの中でも特に評価が割れやすい作品でもあった。 ストーリーに関して ストーリーや人物像の詳細をぼかした表現が多く、プレイヤーの想像に任せるタイプの物語構成をしている。 イベントシーンの回想や町の人との会話でその一端をうかがうことはできるが、やや遠まわしな表現が多く、細かい部分は不明瞭なままエンディングを迎える。 オープニングのドラゴン、エンディングのラストシーンなど、意味深な演出がされているにもかかわらず明確な説明がなく意図を読みにくいシーンが少なくない。 仲間の1人であるミレーユは、エピソードがぼかされていて謎が多い。 出自の設定に関しても、弟がいるなど優遇されており掘り下げる余地が多くありそうだが、出自に関して対象年齢的に詳細を語りづらい(と推測される)部分があるためか、各メンバーの中で最も不明確で最後まで謎が多いまま。 また主人公やハッサンと違って初登場時ですでに実体を取り戻しているが、これもオープニングでムドーに敗れたあとどのように実体を取り戻したのかは語られない。 途中のクエストが「おつかい」のようなものが多い。 行く先々で人助けをするのはこのシリーズのお約束であり醍醐味ではあるが、今作では話の流れ的に主人公たちが関与する必然性が薄いシナリオが目立つ。 特に中盤はこの傾向が強く、「とりあえず行けるところに行ったら王様が困っていたので力を貸す」「水門を開けたいので管理している国に行ったら王様が困っていて成り行きで手伝わされる」、果ては「特に誰から頼まれたわけでもないが困っている人がいたので危険なダンジョンに赴いてアイテムを取ってくる」といったものもある。 こうしたクエストをクリアすれば結果的に先に進むためのアイテムや乗り物が手に入るし、メタ的に見ればそういった展開は予想もできるのだが、主人公たちにとっておつかいを手伝う動機づけに乏しく、人によっては「やらされている感」を感じやすい作りになっている。 個々のエピソードそのものは綺麗にまとまっていて気持ちよく終われるものが多いだけに、導入の部分があまり練られていない点は惜しい。 職業に関して 上記の通り、自発的な呪文・技習得はLV20辺りで打ち止めの今作において、人間キャラの技・呪文習得は転職システムでほぼ賄われるため、熟練度稼ぎの重要性が極めて高い。 熟練度は純粋に戦闘で勝利した回数によってのみ上昇するので、経験値稼ぎにおけるメタルスライム系のような近道がない。 遥かに格上な強敵であっても、単体・群れを問わず、ボス戦であっても戦闘勝利「1回」分扱いである。 また重要な仕様の一つに、ゲーム前半の地域では「エリアごとに設定された熟練度上昇限界レベルを超えたキャラは、そこでいくら戦ってもその熟練度が加算されない。」というものがある。 よって、ダーマ神殿解放~ゲーム前半終了までの稼ぎ盛りな時期においては、大量の経験値が入る魔物を倒してしまうと本来稼げるはずだった戦闘回数分の機会損失、とも受け取れるため、レベルアップを喜びづらい環境が出来上がってしまっている(*13)。 この仕様のため、最序盤の地方で弱い魔物を倒しても加入直後の仲間モンスターぐらいしか熟練度は稼げない。 つまりゲーム中盤付近では、熟練度が上がるギリギリの地域で戦闘することが最高効率の熟練度稼ぎとなる。しかしこの場合はキャラの強化は捗るものの、プレイヤーの感じる作業感は強い。 ゲーム後半の敵が相手ならばこの熟練度稼ぎの枷は外れ、レベル上げ・お金稼ぎと熟練度稼ぎは両立できるようになる。しかし裏を返せば、後半へ至るまでの期間はキャラ育成に計画性が求められるバランスといえる。 この仕様の存在は作中で明言されているが、その戦闘で熟練度が稼げたのか否かのメッセージは用意されていないため、気づかないまましばらく戦っていたが一向に熟練度が上がらないことでようやく気づいた、というケースも多々あった。 職業によって戦闘中の格差が大きい。 下級職は前衛系職業以外におけるHPのマイナス補正が大きい。特に魔法使いはMPが+10%になる(*14)のと引き換えに「力、身の守り、最大HPが全て-40%」と強烈なマイナス補正をかけられてしまう。最大HPの減少は魔法使いでなくともかなり響くため、HPはマイナス補正無しにするだけでも使い勝手は大きく向上したはずなのだが…。 ただし、今作では馬車の入れないダンジョン内でも馬車内の仲間に経験値・職業熟練度が入る仕様になっているため、マイナス補正が大きい職業に就いているキャラはマスターするまで一時的に馬車に入れておく といったカバーは可能。後述するがダンジョン内であろうと馬車から呪文を使うこともできるため、僧侶などは前線に出さずに馬車から回復呪文でサポートすることもできる。 上級職は複数の下級職を重ねて就けるものだが、下級職9職のうち使いやすい職業「戦士・武闘家・魔法使い・僧侶」4職とそれ以外の特殊な職業5職とで、就ける上級職の選択肢に大幅に差があるアンバランスな設定。 前者はバトルマスター・魔法戦士・賢者・パラディンの4職。条件となる下級職が重複するため効率よくそれぞれの職業に就ける一方、後者は2職マスターでなれるスーパースターと3職マスターでなれるレンジャーのどちらかのみ。スーパースターは最もマスターが早いのだが、レンジャーはそれも無い上にパラメータ補正・習得特技・職業特性のどれもが今一つという三重苦を背負っている。 職業が(悪い意味で)個性を出すことがやりにくい仕組みになっている。 転職によって覚えた呪文・特技はその後さらに転職しても忘れることが無く増えていくため、同じ職業で育てた他のキャラと習得呪文・特技が揃ってしまうため個性が消えてしまう。 ただし、クリアまで普通に進めている限りではマスターできるのはおよそ上級職1つ、のんびり進めても2つ程度。戦士系・魔法系・補助系など進んだ道によって経験できる職が違うので、同じ職業のキャラ同士でない限りこの問題は避けられる。 また、キャラの能力値や装備できる装備品についてはキャラ依存。これによって、「(武闘派キャラの)ハッサンを魔法使いにする」など元々のキャラの個性に反する育て方をしようとすると強くならない。 キャラの能力値は元々の数値に職業ごとのパーセント補正をかける仕様になっている。 装備品の例としては、1度の呪文で2回分の効果が得られる強力な装備「山彦の帽子」はバーバラやミレーユなど魔法使い系のキャラしか装備できないが、代わりに魔法使い系キャラは攻撃力が高い装備が乏しい。 職業「魔物使い」の使い勝手が悪い。 モンスターを仲間にするには「魔物使い」の職業に就いたキャラを馬車から出して戦わせないとモンスターは仲間になってくれないが、この職業のスペックが著しく低い。 ステータス補正があまりに貧弱で実用性が低い。 習得する特技は独特なものの、実用性の高いものは少ない。 また魔物使いをマスターすることでなれる上級職は前述のレンジャーのみ。 ただし、仲間モンスターの重要性は本作においても高い。ウェイトの大きな要素であることには違いない。 加入時期が序盤の割にハイスペックな「くさったしたい」や、早期に「ベホマラー」と「ベホマズン」を習得する「ホイミスライム」は強力な助っ人となる(*15)し、AI行動をするさくせんにすると1ターンに2回行動をしてくれる「キラーマシン2」と「ランプのまおう」などは大変強力。 このような全職業でも最大級の恩恵を受ける以上は低ステータスでも我慢して使わざるを得ないバランスにしているという見方もある。これでステータスも良ければ他の下級職とバランスが取れなくなる。 ただ、そもそも職業育成の仕様から長い間同じ職業についているのは損であり、特定のモンスターを仲間にしようとして戦闘を繰り返すと、魔物使いを担当しているキャラの育成が他キャラよりも遅れてしまう面もある。 仲間にしたいモンスターごとに、要求される魔物使いの熟練レベルがそれぞれ設定されている。このため魔物使いとしての熟練度は必要なレベルまで上げておかなければならず、使い捨ての臨時魔物使いを次々と転職させ直すことでローテーションさせるといった対策も難しい。 転職のためにはダーマ神殿に赴く必要がある。 ボス戦の際に一時的にパラメータ補正の高い職や有用な職業特性のある職に転職したりするのは有効な戦術なのだが、そのためにダーマ神殿まで戻らければならず手間がかかる。転職の際の演出もやや長い。 熟練度をMAXにした職に就き続けているとその分獲得する熟練度が無駄になってしまうためなるべく早く次の職に転職したいのだが、この仕様のせいで進行を一時中断しなければならない点も煩わしい。この点は『FF』のジョブシステムと比べると小回りが利かず不便を感じやすい。 一部の上級職にはマスター時限定でステータスが大きく上がる等の特典があったりもするのだが、上記の問題もあり活かす機会は少なくなりがち。 ゲームをはじめから開始してすぐに転職できるわけではないので「転職システムによる多彩な成長」を目的にプレイするとしばらくお預けを食らうことになる。 その他 ゲームバランスについて。本作では後半になると仲間・呪文特技の充実により徐々に難易度が下がっていくが、逆に前半の難易度はかなり歯ごたえがある。 まず最初の冒険からして、始まりの村を出たらいきなりダンジョンである。しかも、そのダンジョンではこちらは1人旅なのに対して最大で敵4匹同時出現があるため、最弱ザコのぶちスライムに敗北したプレイヤーも多かった。 最初のダンジョンの宝箱には有用な装備品が入っているが、それを取って生きて帰ってくるだけでも至難の業。 RPGに慣れたプレイヤーでない限り、初期費用で装備を整えたり、ダンジョンに入る前にレベル上げをしたりしておかないと、間違いなく全滅する。 その後も難易度が下がることはなく、次のシエーナ周辺では一人旅なのにこちらの行動を1ターン封じてくる敵が2種類も出てきたり、攻撃力が高い上に最大6匹で出現し回復までしてくる敵がいたりする。その次のトルッカではルカニ+集団戦法をかましてくる。 そして次の目的地まで超長丁場というところで、キアリーが無い段階でバブルスライムが毒を盛ってくる。「キアリーがあるからお役御免」になることが多かった毒消し草のありがたみが分かった人も多い。 その次も難易度は緩まず、ダメージの大きいヒャドやギラ、厄介なルカナンが容赦なく飛んでくる。 序盤における重要アイテムが手に入る月鏡の塔では、異様にエンカウント率が高い。 極めつけがトラウマモンスター・ストーンビースト。 地底魔城より登場するが、大半のステータスが同時期に登場する敵より軒並み高い上、何よりこの時点ではかなりの威力を持つベギラマを唱えてくるのがとにかく脅威。SFC版では同時に出現するのは最大2体となっているが、それでも2体からベギラマを2連発で受けてパーティが壊滅なんてことはザラである。他にもアストロンを唱えてこちらの通常攻撃を無効化することもある。 ムドーの島やムドー城の敵も、かなり後の敵が先取りして出てくるので手強い。そしてムドーそのものも鬼のような強さ。 …と、物語前半はとても歯ごたえのある難易度。本作が初めてのRPGだったり、あるいはRPGに不慣れなプレイヤーは、前半で投げてしまったという人も。 そして後半は徐々に難易度が下がっていくのだが、ラスボスは非常に強いので油断できない。 総合して、「本作はRPGとして歯ごたえのある難易度である」というのが一般的な認識である。 モンスターから得られるG(ゴールド)の額が低い。1回の戦闘で1,000Gを超えることがほとんどない。 雑魚モンスターに限っても、最高額がおどるほうせきの370Gと少なめ(*16)。それでいて物語後半での物価は高騰する。 ちなみに、おどるほうせきの出現時期は序盤。それ以降、この額を超すモンスターが出現しないという点を鑑みるとやはりバランスを欠いてしまっている。 商人(*17)や盗賊(*18)でのバトル後効果を利用しようとしても、不便が多い。 商人の特技「あなほり」で所持金の半分を掘り出す方法もある。66万ゴールド持っていれば33万ゴールドが掘り出せる(所持金99万ゴールドが最大のためそれ以上持っていても無駄になる)。ただし掘り当てる確率は数百分の1と非常に低い。 ただ本作は序盤から終盤まで町やダンジョンで強力な装備品が多く拾える傾向にあり、極端な話ラスボス前まで装備をほとんど買わずに進めることもできる。また移動中呪文「くちぶえ」が導入され、戦闘間隔を短くすることができるため稼ぎ効率を上げることもできるようになっている。 馬車の入れないダンジョン内において、外の馬車で待機している仲間が、ダンジョン内の仲間へ移動中に呪文を使えてしまう。 今作は転職によって誰でもベホマやザオラルを覚えさせることができるため、この仕様を利用すると移動中に控えのメンバーからメインのパーティへ回復呪文を使い放題になってしまう等、ゲームバランスを大きく崩せてしまう。 「しのびあし」や「くちぶえ」「リレミト」も可能。便利なのは確かだが、極めて不自然であり違和感も強い。 仲間モンスターとしてのはぐれメタル 本作では覚えればメタルスタイム系を倒しやすくなる特技がいくつか存在し、仲間の育成次第ではぐれメタルを倒す事が難しくなくなる(運が絡むがそこまで気にならない)ので前作に比べてはぐれメタルを仲間にできる難易度が下がった。 しかし仲間になる確率は仲間モンスターの中では最も低く、はぐれメタルを倒すと大量の経験値を得てしまうので、本気で仲間にしようとすればよほど運が良くないと簡単に本編クリアに必要なレベルを超えてしまう。 メタル狩り(メタルスタイム系を倒し続ける事)などでとにかくレベルを上げようとするプレイヤーやレベルの過剰上昇を気にしないプレイヤーには問題ないがゲームバランスを重んじるプレイヤーにとっては気になる事である。 レベルの過剰上昇が気になるのならレベルを上げたくない仲間をルイーダの酒場に預けたり戦闘不能にしたりしてレベルが上がってもいい仲間にはぐれメタルと戦うための育成をして戦わせる方法もある。 また、仲間モンスターのはぐれメタルでのスライム格闘場(特に後半のランク)の攻略は厳しい傾向にある。 問題点 主に職業と特技のバランスに関して批判されることが多い。 いわゆる「特技優遇・攻撃呪文冷遇」の問題 いくつかの攻撃特技は、消費MPが0であるにもかかわらず呪文と同等かそれ以上の強力な効果を持つため、攻撃呪文の存在価値が大暴落した。 その代表例が武闘家→バトルマスターの流れで習得できる格闘技系の攻撃用特技。 「武闘家」は誰でも就ける下級職だが、強力な特技を多数習得できてしまう。「まわしげり」は複数対象の攻撃で雑魚の一掃に有用で、「せいけんづき」「ばくれつけん」による強化攻撃はボス相手に有力なダメージソースとなり、いずれも高攻撃力のキャラが使えば威力は呪文以上。更にレベル依存の非物理攻撃「かまいたち」も備え、非力なキャラでも安定したダメージを出せ、強化打撃の効きにくい高守備力の相手にも通りやすい。 そして武闘家と他の特定の職業をマスターすると就ける上級職の特技も有用。戦士からの「バトルマスター」は「がんせきおとし」、僧侶からの「パラディン」では「しんくうは」と、それぞれ強力な全体攻撃技を覚える。 極めつけは特殊職業「ドラゴン」で覚えられるブレス技。 「かがやくいき」「しゃくねつ」は呪文を遙かに凌ぐ高威力なのに、これすら消費MP0。クリア後のザコ戦では「全員でドラゴンをマスターして『かがやくいき』を連発」という状態になってしまうことも珍しくない。 このような強力な特技の数々に対し、呪文はほとんどが覚えた時点で既に威力不足かつ特技で代替できる威力となってしまっており、使いどころがない。 敵全体にダメージを与える上級呪文「イオナズン(消費MP15)」ですら序盤のダンジョンに出現する無耐性の敵を一撃で倒せないことがあり(*19)、終盤の敵相手には最大HPの3分の1も削れない事もざらである。 180~200ダメージを与える最強の単体攻撃呪文「メラゾーマ(消費MP10)」も、冒険終盤には「せいけんづき」にあっさり追い抜かれる(*20)。 勇者で習得できるシリーズ通しての最強呪文「ギガデイン(消費MP15/グループ/175~225ダメージ)」は、一見するとかなり強力に思えるが、その後すぐに「ジゴスパーク(消費MP25/全体/210~290ダメージ)」や「ギガスラッシュ(消費MP20/グループ/350~410ダメージ)」という、コストパフォーマンスも威力も圧倒的に優れた特技を習得してしまうため、存在意義がほぼなくなっている。 しかも、魔法系職業はステータス補正や特性などにも恵まれていない。 下級職の魔法使いは最大HP・力・身の守りすべてが-40%補正で、後衛キャラを魔法使いにすると耐久のなさがさらに進行するし、前衛キャラでも厳しい数値となってしまう。魔法使いを極めて別の職業に就くころには習得した中級呪文はほとんど威力不足になっている。 そこから上級職になっても、魔法戦士は前述のように不遇気味な職業。もう片方の賢者は職業特性で消費MPを軽減できる(マスターすると半減)ためにお得感は出てくるが、その頃にはほぼ全ての攻撃呪文が威力不足でお役御免になっている(回復・補助呪文は別)。 よって、活躍可能な攻撃呪文は序盤にミレーユが自力で覚える「ヒャド」や、中盤に基本職「魔法使い」で覚えられる「メラミ」「イオラ」「ベギラゴン」、魔法戦士で覚える「メラゾーマ」、そして主人公がイベントで習得する「ライデイン」くらい。それも習得直後の環境の話であり、少し育つとやはりそれらもお役御免になる。 一応「やまびこのぼうし」+「メラゾーマ」という方法により、最強レベルの火力まで押し上げることは可能(*21)。 攻撃呪文冷遇になってしまった背景は「今作から敵のHPを大きくインフレさせており、特技の威力はそれに見合った数値になっているのに、攻撃呪文の威力だけなぜか過去作と同じ数値がそのまま採用されてしまっている」という説明に尽きる。 今作から使用者の攻撃力を計算式とする剣技や格闘技などが登場し、特にクリアレベルを超えてもキャラの力(攻撃力に深く関わるパラメータ)の成長が鈍くならないようになったため、味方キャラの特技による火力が大幅にインフレしてしまっている。また、それ以外にも素の威力が高い特技が多数登場している。それに合わせて敵のHPも大幅に増えているのだが、攻撃呪文の威力は過去作のまま据え置きのために威力不足になるのは自明の理。 敵も強力な特技を使用してくるため、それに合わせて味方のHPも前作までより高めになっている。一方、敵が使った場合のみ攻撃呪文の威力も前作までより上昇しているが、ブレスなど他の全体攻撃系の特技に比べるとあまり強くないのはそのまま。 もう1つ、副次的な原因として、「(特技は攻撃力やレベルの上昇によって威力が大きく上がっていくものが多いのに)呪文はレベルやステータスが上がっても、威力が上昇しない仕様のまま」なことも挙げられる。 素の威力の底上げがあったとしても、多少底上げした程度では、レベルや賢さでの威力上昇が無い限り、結局は終盤やクリア後の冒険で攻撃呪文が弱すぎになることは目に見えている。逆に素の威力を大きく上げ過ぎてしまうと、終盤のバランスは良くなっても、呪文習得直後のバランスが壊れる可能性がある。過去作に比べて冒険が進むほど敵のHPのインフレ具合が大きくなっていく本作において、この問題を上手く調整し解決するためには、呪文の威力上昇の仕様は必須であったと思われる。 たとえ素の威力は過去作と同じであっても、レベルや賢さで威力が大きく上がっていくのであれば、キャラを鍛え上げた際にそれにふさわしい高威力になり、攻撃呪文も最後まで活躍できたはずである。 説明書には、「賢さが高いと呪文の威力が上昇する」との記載がある。開発の当初ではその予定があったのかもしれないが、結局実装されなかったのが悔やまれるところ。 攻撃呪文はMPを消費して使う以上使用回数に制限があるし、回復呪文用のMPも考えると多用できない。そのため、攻撃呪文の方を高威力に、特技は低威力に調整するのが普通だろうが、これが全く逆になってしまったために起きた悲劇である。 一応、後述の「ねる」を使えばMPの問題だけは解消できる。また、1回の呪文で2回分の効果を得られる「やまびこのぼうし」を装備すれば優位性もある。 しかし、前者には「特技を使えばわざわざMPを回復する手間もいらない」「工夫しないと眠った状態で戦闘が始まってしまう」、後者には「防御力や耐性が他の頭装備より低い」「装備可能者が限られる」「入手時期は最速でもクリア直前(事前情報なしだとほぼクリア後限定)」などの問題があり、完全にはフォロー出来ていない。 その他の呪文について 補助呪文も、一部が上位互換の特技により存在意義を失っている。 特に痛いのが「メダパニ」。敵グループを混乱させるという非常に強力な呪文だが、何と消費MPが0で同様の効果を持つ「メダパニダンス」が登場してしまった。メダパニダンスは呪文ではないので、マホカンタなどで跳ね返されることも、怪しい霧で封じられることも無く、踊り封じを使ってくる敵もわずか1種類しかいないので、使えなくなる心配はほとんどない。しかも踊り子に転職すれば誰でも簡単に覚えられてしまう。 同様に、「ラリホー」も「甘い息」の完全下位互換になってしまっている。 一方で、消費MPは多いものの、より高確率で相手を眠らせる「ラリホーマ」は面目を保っている。 相手を幻惑する「マヌーサ」は、「すなけむり」「まぶしいひかり」に比べて効果の強さや持続ターン数などで差別化ができている。 「バイキルト」「スクルト」などステータス上昇系の呪文も特技にはそれに相当するものがなく、呪文の方が優位に立てている。アイテムで代用できてしまうが。 回復に関しては、呪文が特技に比べ優勢ではある。 回復特技には味方全体を回復するスーパースターの「ハッスルダンス」や、自分のHPを500ポイントも回復する勇者の「めいそう」など強力なものが存在する。だが、前者は回復呪文「ベホマラー」と比べて回復量がやや小さい上にやまびこの帽子による2回発動の対象にならず、後者は習得することが困難であるうえに自分しか回復できず、移動中に使用することができない。 任意の仲間1人のHPを完全に回復する「ベホマ」も重要。前作以前でも終盤になれば極めて重要な回復手段であったが、本作では味方のHPも過去作よりもかなりインフレしているので、尚更ベホマの存在は大きい。そして、代用できる特技は存在しない。 また、状態異常の治療や蘇生を「確実に」「移動中に」できるのは呪文だけの特権である。魔法使いを極めたキャラでも僧侶から賢者になれば回復呪文のエキスパートとして活躍できるため、完全に存在意義を失ってはいない。 一方で、一部の強力な呪文・特技の習得方法が容易すぎるため、序盤のバランスブレイカーになっている。 メラミ魔法使い☆1(1回戦うだけでOK)で習得。単体に80前後のダメージを安定して与えられる上に、消費MPは4とお手軽。転職直後では前線キャラの特技よりも強く、魔法使いの面目躍如といったところであるが、誰でもすぐ習得可能なのはさすがに手軽すぎた。複数人に一気に覚えさせることで中盤を楽に進めるテクニックは「即メラミ」「火攻め」と呼ばれるほどであった。 まわしげり武闘家☆2で習得。敵1グループを攻撃することができる。ムチやブーメラン使いと違い、元々の攻撃力の高く強力な武器が装備可能な前衛キャラも使えるため、ゼロコストの攻撃にしてはかなり強力。2体目以降は徐々にダメージは減っていくが、それでも汎用性が非常に高い。なお、名前は「蹴り」だが普通の攻撃と同じ扱いで装備している武器の攻撃力も加算される。ただし、武器の追加効果までは発動しないため、剣技等武器を使う特技との差別化は、武器の追加効果によって表現していると言える。 せいけんづき・ばくれつけん「せいけんづき」は武闘家☆5(ハッサンはイベントで習得)、「ばくれつけん」は武闘家☆8で習得。前者は岩石耐性のある敵には命中率が下がるもののダメージ2倍、後者はランダムターゲットとなるが合計でダメージ2倍。これらも武器の攻撃力が加算される。ただし、武闘家は成長が遅いのですぐに覚えられるわけではない。技の威力も上記の通りキャラの攻撃力に依存しているため、非力なキャラでも高威力を発揮できるわけではない。 ねる遊び人☆5で習得。「ねむり」状態になる代わりに、移動とともにHPとMPが回復する。本作はマップチップ1マスあたりを2歩で移動するため、ダンジョン内でも手軽にMPを満タンにできる。エリア切替後はしばらくエンカウントが発生しない仕組みなので階段付近では安全に回復できる。一応、前述したように「特技を使えばわざわざMPを回復する手間もいらない」「このように階段付近で使わないと眠った状態で戦闘が始まってしまう」などの欠点はあるが、MP切れでダンジョンを引き返すことが減るのは非常にお得。 また、こうした呪文・特技とは逆に、習得してもその時点では既に威力が低すぎて使い物にならない呪文・特技も数多く存在する。 終盤でなれるドラゴン職の序盤に覚えられるのは「ひのいき」「つめたいいき」など序盤のザコが使うようなブレス攻撃だったり、前述の魔法使いで習得できる「メラミ」の後に覚えられるのがグループに20ダメージ程度の「ギラ」だったり。 下級職で習得できる特技の中には、敵が使用する特技をそのまま引っ張ってきたために使い勝手に困るものが多い。「たいあたり(自分と相手に現HPの8割ダメージ、無効率高)」「ふしぎなおどり(敵のMP減少)」「どくのいき(毒状態は戦闘中には効果が無い)」など。 登場人物に関して バーバラの離脱と加入に関する特例扱い。 バーバラはHPなど耐久面が弱くバトルではやや使いにくいキャラクターだが、なぜかパーティから外せない。 バーバラが必要なイベントがごく一部存在するが、他キャラのイベントと同様に「連れていかなければ進行しない」という扱いも可能な範囲にとどまり、シナリオ全体を通した存在感は他の仲間と同程度。他の仲間を完全に自由に編成できる中でバーバラだけ外せない理由付けが不明確で、一部の人には足手まといに映り嫌悪の対象となってしまった。 逆に、序盤のダンジョンであるムドーの島へ突入する際はなぜかバーバラが強制離脱してしまう。 全シナリオを通して特定メンバーの強制離脱はこれが唯一の機会だが、その理由は取ってつけたように少し述べられるのみで必然性が乏しい。 前述したムドー戦の難易度もあり、このダンジョンでレベル上げをする人は多かったが、その間バーバラにだけ経験値が入らないため、ムドー戦後に他の仲間と大きなレベル差が生じてしまう。 ただし彼女はMPが高く、大ダメージを与える最強魔法「マダンテ」を唯一イベントで覚える(*22)。この魔法の専門役として「砲台」呼ばわりされることも。 仲間の一人であるテリーの、加入前後以降の扱いが異様に悪い。 加入直前のイベントで主人公達と対戦するが、そのグラフィックはなんとフィールド上のドットキャラを引き伸ばしたもの(敵が味方キャラに化ける呪文「モシャス」と同じ仕様)。単純に戦闘画面における敵のドット絵として比較してしまえばFC版『DQ1』にも劣る解像度であり、当然アニメーションもしない。そればかりか、敵一覧のウインドウに「テリー 1匹」と表示される始末。表示名は他の人間の敵も同様でありシステムの制約と理解はできるが、唐突なドット引き伸ばしと相乗効果でイベントの雰囲気を壊しており、テリーのネタキャラ扱いの下地になってしまっている。 シナリオ内で戦闘を交える人間キャラはテリー以外にも多数おり、そのほとんどは無難に人型モンスターのグラフィックの流用で対処されているが、なんとチョイ役のおっさんの敵2名にはお腹の贅肉まで丁寧に描き込まれた専用グラフィックが用意されている(*23)。彼らはいずれもシナリオでの出番の限られるチョイ役に過ぎず、「なぜチョイ役のおっさんにまともなグラフィックがあって、さんざん引っ張って登場したテリーがこの扱いなのか」と思ってしまうのも無理はない。モシャスとの整合性や容量との兼ね合いなどの事情があったかもしれないが、そうだとしても専用グラフィックを作るべきはおっさんよりテリーの方だろう。 因みに、この戦闘のBGMはボス戦闘曲である「魔物出現」。彼以外の人間との戦闘は全て通常戦闘曲の「勇気ある戦い」になっているのだが… このイベントを経ていざ加入したテリーは、一言で言って弱い。 まず、加入時の初期レベルが異常に低い。加入時期の公式攻略本で推奨されているパーティの平均レベルは約35だが、テリーの初期レベルはわずか23。 そして初期レベルが低いだけならまだしも、ステータスの成長率まで低い。 パラメータ全般が主人公やチャモロに大きく見劣りしており、レベル99のステータスは男性キャラの中で最低という体たらく。 ただし、回避率が他のキャラが64分の1なのに対して、テリーは16分の1と高い。バトルマスターの職業特性と重なって敵の攻撃を無力化しやすいという固有の長所はある。 また加入時点で上級職「バトルマスター」に就いているが、下級職でマスターしているのは「戦士」のみで、本来条件に必要なはずの「武闘家」は一切手つかずのままマスターしていない。 主人公の勇者への転職条件が緩和されているのと同様に、テリーも「戦士のマスターのみでバトルマスターになれる」という職業適性の素質を秘めていたという演出なのかもしれない。…が、実運用の観点では武闘家未経験はデメリットでしかない。先述の通り本作は武闘家で習得する攻撃特技が非常に有用なのにテリーはそれを一切持たず、☆4習得の回避率バフ技「みかわしきゃく」もないためせっかくの個性である回避性能の高さも活かしづらい。その残念さからネットでは「経歴詐称」と揶揄されることもしばしば。 それまでメインシナリオ内で主人公一行と何度も遭遇し、キザな言動を繰り返したり、強そうなモンスターを眼前で打ち倒して見せたりと、色々な「引き」を作り勿体を付けてきただけに、仲間となった後の実際の強さから来る「見かけ倒し感」は大きい。 極めつけは、テリーの同行を条件として加入する仲間キャラのドランゴが、テリー本人とは対照的に作中トップクラスの強さを持っていたこと。 テリーは「ドランゴの加入のために必要な存在だが、それが済めば用はない」ということで「ドランゴ引換券」なる不名誉なあだ名までついている。またテリーは加入時点で極めて貴重な武器防具を初期装備していることから「装備引換券」を兼ねるともいわれる。 ドランゴは「某国の王命を受けて自身を討伐しに来たテリーに圧倒され、服従した」ということになっている。この一騎打ちは主人公一行の目の前で繰り広げられ、戦闘画面と同じ特殊な専用演出まで用意され、テリーの俊敏さと強力さをこれでもかと見せつけるものとなっていた。 しかし、いざ仲間になった際の強さはドランゴのほうがテリーより圧倒的に上で、なおかつ王からの依頼は「討伐」だったにもかかわらずドランゴが実際は生きていたなど、不整合な点が多いことから「八百長」などと揶揄されるようになってしまった。 以上の要因から、テリーは「加入直後、ドランゴを仲間にするためだけに同行させられ、その後は身ぐるみを剥がされルイーダの酒場に送られそれっきり」というプレイヤーも少なくない。 重要なサブイベントであるスライム格闘場をこなすには仲間スライムのためにパーティー8枠の少なくとも1つは確保する必要があり、メインキャラ8人の少なくとも1人は酒場送りにするしかないため、育っていない彼が選ばれることが多かったという事情もある。 アモスは人間キャラであるのだが強制加入ではなく、クリアに必要でない町のイベントで仲間になる少し特異な立ち位置のキャラクターである + イベントの詳細。ネタバレ注意 このイベントの途中で、とある真実をアモス本人に告げてしまうと、イベント終了後に彼は既に街を去っており、二度と会うことができない。それ以降は仲間にすることができなくなる。仲間にしなくてもクリアはできるが、選択肢次第でここまで大きな変化が生じる時期限定イベントはシリーズ初だった。また、彼が街から去ってしまった場合の物語の展開はとても切なく後味の悪いものである。 そもそも、本作はそれまでのシリーズと比べても会話中に「はい/いいえ」の選択肢が頻繁に登場する(*24)。そのため、軽はずみに選択してしまった、もしくは反応の違いを知りたくてあえて選択してしまい、イベントが終わっていることすら気づかないプレイヤーも多かったのではないだろうか。 さらに、真実を告げる選択肢を選んでも、それに対してアモスが「またまたそんな冗談を!」とサラッと流してしまい、まだ町を去らずにそのまま普通に進行するため、その後ダンジョンをクリアしてイベントを終えるまで、もう既に取り返しの付かない状況になっている事態に気づきにくい。 ただし、イベント前後に「アモスに真実を告げてはいけない」と町の人達から釘を刺されている上に、この時の選択肢は2回も念を押され、2回とも「はい」を選択しないと彼が去る結末にはならないため、この選択肢が何か重要な分岐点であると示すヒントには一応なっていた。 また、彼のグラフィックは専用ではなく、街などに居る一般の戦士の流用である。加入が任意なのでストーリーに絡むこともなければ固有イベントもなく、ただ一緒に戦ってくれるだけの存在であるため、当然シナリオでの存在感は非常に薄い。 しかしその実力たるや、人間キャラクターの中ではかなり強い方。彼と仲間モンスター1種しか習得できない準固有の特技「へんしん」を覚えている。 加入が面倒な仲間モンスターと違って、確実に早期加入が可能な利点もある。 攻略本では、上述した戦士の汎用グラフィックを元にイメージイラストが描き起こされている。 仲間モンスターに関して 仲間にできるモンスターの種類・酒場に預けられる定員が減ってしまった。 仲間にできるモンスター18種類のうち、ルイーダの酒場に預けられるのは15匹。つまり、どう頑張っても全モンスターを同時に仲間にしてはおけない。 仲間になる確率も(一部を除いて)全体的に低めで、16分の1(=6.25%)や32分の1(=3.125%)、64分の1(=1.5625%)という確率の壁が立ちはだかる。 序盤のダンジョン「夢見の洞窟」を初めとしたいくつかのダンジョンではモンスターを仲間にできないが、この仕様についてゲーム中に一度も説明が無い。 仕様に気づきようもないまま、絶対に仲間にならない場所で無駄な戦闘を繰り返してしまったプレイヤーは多かった(*25)。 前作にも「仲間になるはずのモンスターでも、魔王の力の強い場所では仲間にならない」という設定はあったが、終盤の敵の本拠地2か所に限られていた。 サブイベントのスライム格闘場のクリアに有用な仲間モンスターである「スライムナイト」の加入時期が中盤以降まで遅れ、育成が遅れがちで日の目を見にくいという事態にも繋がった。 その他(戦闘関連) 能力値「賢さ」が何の意味も無いステータス。 説明書や公式ガイドでは「数値が高いと呪文の威力や成功率が上がる」とあるが、前述のとおり本作にそのような仕様はなく、誤った記載である。 前作では仲間モンスターの命令厳守率に辛うじて影響していたがそれもなく、自作のようなサブイベントもなく、完全に無意味な数値である。 真実の姿を映し出す「ラーのかがみ」はイベントでこそ大活躍するが、従来作にあった戦闘中のモシャス解除機能が何故か備わっていない。 今作ではモシャスを使用するカガミ系モンスターが序盤から終盤まで登場し、他の解除方法である「いてつくはどう」も習得が終盤限定のため従来作以上に需要があるはずの機能だった(*26)。 その他 序盤、主人公たちが「嘘」をつくことになるイベントがある。 ストーリー進行に必須のイベントで避けることはできないが、嘘がやむを得ないといえる必要性や正当性には乏しく、客観的に見て無理のある展開である。 主人公たちの行動は悪行でしかなく、勧善懲悪で善行を重ねるのが基本の「DQ」のイベントとしては批判が多い。 のちにこの件は大事件へと発展し、これが遠因となって後味の悪い結末を迎えたキャラもいるなど、プレイヤー的に気分の良い展開ではない。 カジノが物足りない。 本作のカジノはポーカーとスロットの2種類。『V』で初登場したスライムレースと『III』以来皆勤だったモンスター闘技場は削除された(*27)。 上記の削除された2種類は視覚的にも面白く、DQならではの独自性もあるものだったため、代替がポーカー1種類というのは寂しい。 また、今作のカジノはシリーズでも屈指の稼ぎづらさとなっており、「(別の金策手段(*28)を用いて)Gを稼いで景品分のコインに換金した方がマシ」とまで言われるほど。 今作のスロットは、リーチ時に確率で演出が起こり最後のレールに変化が起こるなど凝ったものになっているが、当たりの確立も、当たった際の配当も少なすぎて実利も楽しみも薄い。 『IV』『V』のカジノは解禁時点で作中最強クラスの装備品を景品で入手できたが、今作のカジノは世界に複数あって場所ごとに景品も異なっており、到着時点での店売りの装備品よりも強力なものが入手できる、という程度でやり込む動機にやや乏しい。 特定のイベントで装備品以外の道具が勝手に袋の中に入る仕様が、サブイベントであるベストドレッサーコンテストやスライム格闘場でも採用されている。 参加機会の多いこれらに参加するたびにアイテムの再整理が必要なのは非常に煩わしい。 アイテムの設定にミスが散見される。 代表的なものとしては「伝説の武具であるオルゴーのよろいをおしゃれなかじやで鍛えると元々あった強力な耐性が消滅する」「店売り品のたいようのおうぎが売却できない」など。 これらはDS版では修正されている。 「おもいだす」で記憶できる会話は直前に会話した人物の台詞のみという仕様上、複数の人物が連続して会話する場面は一番最後に喋った人物の台詞の部分しか記憶できない。 その前の内容を記憶できた方がクリアに有用である場面もいくらかあり、若干不便である。 総評 シナリオ進行やキャラクター育成においてシリーズ過去作にない自由度の高さを実現しているが、 ストーリー解釈の一部をプレイヤーに委ねる構造やプレイスタイルで難易度が大きく変わる仕様には賛否の意見が聞かれ、 また呪文や特技のバランス調整が不完全、仲間モンスターシステムが職業システムとやや噛み合わないなど、粗削りな面も残すこととなった。 しかし全体でみれば幅広いプレイヤー層を取り込める無難な仕上がりであり、『ドラクエ』の骨子を保ちつつ当時のRPGとして十分な高水準まで順当に進化した作品である。 アイテムの「ふくろ」、ボスの強さや演出、スピンオフに登場するキャラ…など後のシリーズ発展に寄与する要素も複数持ちあわせ、シリーズ史を語るうえでも重要な作品と言えよう。 その後の展開 上記の通り本編では何かとネタにされがちなテリーだが、その反動からか、派生や外伝作品では非常に優遇されている。 スピンオフ作品として幼少時代のテリーを主役にした『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』が発売された。 当時流行したポケモンタイプのゲームでありながら、配合システムなど独自のシステムで大ヒットを記録した。今作をきっかけに生まれた「ドラゴンクエストモンスターズ」は現在も続く人気シリーズ。この作品でテリーとミレーユを知ったという人も多い。 また、歴代ドラクエキャラが登場する『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』にも本作からはテリーだけがプレイアブルキャラとして参戦している。しかも弱かった本家と違い(むしろ設定通り?)作中屈指の強キャラという優遇っぷり。 更にその続編に当たる『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』にも、ハッサンと前作に続いてテリーが出演。2人が主役となるクエストも配信。 月刊少年ガンガンにて『ドラゴンクエスト 幻の大地』の題で漫画化された。作画は神崎まさおみ氏、脚本はDQシアターも手掛けるとまとあき氏。オリジナル展開が多い『ロトの紋章』や『エデンの戦士たち』に比べると、ダイジェストも多いながら原作に忠実な内容になっており、それでいて(はざまの世界を除く)ストーリーの完全補完、少年漫画らしいオリジナルのキャラ付け(やや熱血よりな主人公ボッツ、生意気お坊ちゃん風なチャモロ、ゴメちゃんを彷彿させる「キズブチ」など)、元々アクション漫画を得意とする作者と破壊マニアのアシスタントによる戦闘シーンなど見どころは多い。全10巻なので中だるみなく読める。 余談だが、作者は原作のラストシーンにどうしても納得ができず、堀井雄二氏に直談判して許可をもらい、オリジナル展開で締めたという逸話がある。 2010年1月28日にニンテンドーDSでリメイクされた。詳細は別項を参照。 2015年6月11日には上記DS版をベースにした内容のスマートフォン(iOS・Android)版も配信されている(こちらもDS版の項目を参照)。 余談 ファミ通クロスレビューでは34点と、当時既にDQブランドを確立していたことを考えると前評判はあまり高くなく、序盤の展開に関しては「平坦さにはちょっと閉口」「『ドラクエ』じゃないかとさえ思った」と酷評されていた。 Yahoo!ゲーム、DQMVBコンテンツ内での「一番思い入れのある(ナンバリング限定)主人公は?」の2010年8月から9月に行われたアンケートでは、全9作中、『VI』の主人公はビリから2番目だった。さらに同日行われた「お気に入りの(ナンバリング限定でIXとDQMB出場のみ)大魔王は?」のアンケートでは全9作品中、意外な事に『VI』の裏ボスが第3位、本来のラスボスはビリから4番目という結果に終わっている。 開発元が変更されたためか、メタルスライム系列の物理耐久力が初期作品の仕様に戻ってしまっている。 歴代のメタルスライム系列は簡単に倒されないように固くなっているのは共通だが、『II』までは守備上限値が255と低いこともあり、こちらの攻撃力が上がると普通に2ケタ台のダメージが入る。『III』と『IV』では上限値に余裕が出たので、理論上攻撃力上限の3倍以上の1023(*29)に守備力を設定して高レベルになっても通常攻撃では0か1しか出ないようにし、『V』では守備力上限値自体は低い(511)が専用処理で同じ状況にしていたが、本作では守備力999になっているだけなので、攻撃力を500以上にあげれば普通にダメージが入るようになった。なお、同じ開発元の『VII』でも同じく普通に攻撃力を上げれば十分破れる固さの仕様になっている。 『IV』『V』が一般ファンからの人気が高いキャラを輩出していったのに対し、本作はメインキャラや敵・モブキャラに2chなど一部界隈で人気を持つキャラクターが多い。 ハッサンの風貌とその強さ、期待を大きく裏切る弱さから「ドランゴ引換券」とあだ名をつけられたテリー、地底魔城のストーンビースト、裏ダンジョンのデススタッフ、しあわせの国のジャミラス、某農夫の「おりゃ クワこうげき!カマこうげき!!」、海底の宝物庫のキラーマジンガなど。特にキラーマジンガは未だに根強い人気を誇る。 便利ボタンと会話記憶のボタン配置が本作のみ他作品とは異なっている。 便利ボタンは『V』から導入された人との会話や宝箱や足下を調べることが1回のボタンで行えるボタン、会話記憶は前述の通り今作で導入された人の会話を心に刻み込んで見直せるメモのようなシステムである。 だが、本作の便利ボタンはYボタン、会話記憶のボタンはXボタンとなっており、特に便利ボタンは同じSFCの『V』『I・II』ではXボタンだったため、過去作の感覚で便利ボタンを使おうとしてXボタンを押してしまい特に意味のない会話を記憶してしまうということも頻発する。 今作をベースに作られたSFCリメイク版『III』では便利ボタンがXに戻り、会話記憶もYボタンに変更された(つまり本作とは配置が逆になった)。また、以降のシリーズはPS作品だとXボタンの場所にあたる△ボタンやDS以降の作品だとAボタンであったりするが、便利ボタンがYボタンに割り振られた作品は今作のみである。 なお、従来作と同じく便利ボタンはLボタンでも代用可能で、そちらはSFC作品通して共通となっているため、Lボタンを重点的に使う限りは操作の違和感は軽減される。ただし、『V』『I・II』で同様に便利ボタンとして使用できたRボタンは、今作と『III』ではワンタッチ地図に割り当てられている。 四魔王の最後の一人デュラン(前座も含む)に敗北すると、伝説の武具を全て奪われるという、ドラクエには珍しいとんでもないペナルティがある。再戦して勝てば戻っては来るのだが、すぐに再戦する場合、当然他の装備品は伝説の武具に劣るわけで((伝説の武具 より性能が高い「メタル装備」は、この段階では盾しか手に入らない。その盾の入手条件もこの段階では非常に厳しい。))、更なる苦戦は必至となる。 物議を醸したゲーム批評の堀井氏のコメント ゲーム批評にて、マスタードラゴン=バーバラを仄めかす等、賛否ある設定について言及、「バーバラがマスタードラゴン(笑)という話もあるんですよね。そこまでいっちゃうと逆にちんけになるような気がして、あえて言ってないんですよ。」…と答えている。 他にも、ミレーユが実体化していた件等も答えているが、ドラクエVIそのものが説明不足なのは意図的なものとしている。 当時の堀井雄二氏は割と物議を醸す事を言って面白がる所が多々あったので、これもその一つかと。
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Dragon Quest 自作 有名なRPGシリーズで、「FF」と略されるのはファイナルファンタジーですが、「ドラクエ」と略されるのは何? (2016年5月5日 かんたんクイズ大会投稿問題) タグ:ゲーム Quizwiki 索引 さ~と エニックス ミミック 中村光一 聖水
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